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トランプ氏、米・イラン和平協定に悲観的見方 ドルは上昇

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トランプ米大統領がイランとの和平協定に深い悲観論を示したことを受け、安全資産としてのドル買いが強まった。地政学的リスクの高まりが背景にある。
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8日の外国為替市場で、米ドルが主要通貨バスケットに対して上昇した。トランプ米大統領がイランとの和平協定について悲観的な見解を示したことで、安全資産への逃避買いが活発化した。ドル指数は欧州時間の取引で0.2%上昇した。
トルコで開催されたNATO首脳会議で、トランプ大統領はイランが二枚舌を使っていると非難し、前夜の攻撃の応酬を受け、停戦は「終わった」との考えを示した。これに先立ち、イラン軍は米国のイラン産原油の制裁免除措置の撤回などへの報復として、クウェートとバーレーンにある米軍拠点を攻撃したと発表していた。
この地政学的リスクの高まりを受け、ブレント原油価格は6.6%急騰した。また、エネルギーコストの上昇懸念から債券市場では利回りが上昇し、米国債10年物利回りは1カ月ぶりの高水準となる4.60%に達した。
Ad市場では、新たに就任したウォルシュ議長の下で初となる米連邦準備制度理事会(FRB)の6月議事要旨の公表も注目されている。同議長は情報発信を絞る姿勢を示しており、議事要旨は今後の金融政策を探る上で重要な手がかりになるとみられている。
一方、他の通貨の動きはまちまちだった。円は圧力を受け、ドル円相場は1ドル=162円20銭近辺で推移した。ニュージーランド準備銀行が政策金利を2.50%へ0.25ポイント引き上げたことを受け、ニュージーランドドルは対米ドルで上昇した。