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ウクライナ、黒海での攻撃停止をロシアに提案か 食料供給懸念で=関係者

Summary
関係者によると、ウクライナは世界の食料供給への懸念が高まる中、黒海における民間船舶などへの攻撃を相互に停止する案をロシアに提示した。この報道を受け、欧州の小麦先物価格は下落した。
ウクライナが、黒海における民間目標への攻撃を相互に停止する案をロシアに提示したことが、関係者の話で明らかになった。この動きは、両国による港湾や船舶への攻撃が激化し、世界の食料供給に対する懸念が高まる中で行われた。
提案の背景
ロイター通信が報じた関係者の話によると、この提案は第三者を通じてロシア側に伝えられ、ウクライナは現在、返答を待っている状況だという。世界有数の農業大国である両国は、ここ数週間、互いに農業輸出に使用されるインフラを標的にしていると非難し合ってきた。
ロシアによるオデッサ地域の港湾への攻撃を受け、多くの船主が寄港を停止。これによりウクライナは代替の輸送ルートへの転換を余儀なくされている。ロシアによる事実上の封鎖により、8月のウクライナの穀物輸出は前年同月比で76%も急減しており、経済への甚大な影響が懸念されている。
市場への影響
Adこの休戦提案の報道は、直ちに商品市場に影響を与えた。報道後、欧州のユーロネクスト市場では、9月限の小麦先物(BL2U6)がそれまでの上げ幅を消し、下落に転じた。これは、黒海地域の緊張緩和が穀物供給を安定させる可能性があるとの市場の見方を反映している。
ロシア側の反応と各国の動き
この報道に先立ち、ロシアのグルシコ外務次官は、黒海での停戦に関する「正式な提案」は受け取っていないと述べている。ただし、国営タス通信によると、同次官は様々なルートを通じて停戦の呼びかけがあることは認識していると付け加えた。
また、トルコのフィダン外相も、両国に黒海での攻撃に関するモラトリアム(一時停止)を宣言するよう提案が伝えられたと発言しており、水面下での外交努力が続いていることを示唆している。