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UBS、米医療技術セクターのカバレッジを開始 インテュイティブ・サージカルなどを高評価

Summary
UBSは米国の医療技術企業4社のカバレッジを開始し、手術支援ロボットのインテュイティブ・サージカルと整形外科製品のエノビスに「買い」の投資判断を付与した。一方、インスパイア・メディカルには「売り」を推奨している。
UBSは月曜日、米国の医療技術(メドテック)セクター4社のカバレッジを新たに開始した。手術支援ロボット大手のインテュイティブ・サージカルと整形外科製品メーカーのエノビスを「買い」推奨とする一方、インスパイア・メディカルには「売り」の投資判断を示し、同セクター内での選別的なアプローチを強調した。
医療技術4社の投資判断を公表
UBSは、同セクターには技術革新、手術件数の増加、事業回復といった機会が混在するものの、すべての企業がその恩恵を等しく受けられるわけではないと指摘。各社の投資判断と目標株価を以下の通り設定した。
- インテュイティブ・サージカル (ISRG): 「買い」、目標株価$500
- エノビス (ENOV): 「買い」、目標株価$51
- インスパイア・メディカル・システムズ (INSP): 「売り」、目標株価$39
- インテグラ・ライフサイエンシズ (IART): 「中立」、目標株価$19
高評価の背景
UBSはインテュイティブ・サージカルについて、投資家が自動化リスクや病院の設備投資、市場の飽和を過度に懸念していると分析。むしろ自動化は手術時間とコストを削減し、ロボット支援手術の普及を加速させる可能性があると見ている。心臓外科や管腔内治療などの分野での成長機会も指摘し、今後5年間の年平均成長率(CAGR)を約15%と予測している。
Adエノビスに関しては、LimaCorporate社の統合を経てファンダメンタルズが改善している点を評価。経営陣が新製品投入やクロスセルといったオーガニックな成長に軸足を移すことで、統合関連の逆風は弱まると予想している。特に、同社のAR(拡張現実)手術支援プラットフォーム「ARVIS」は、ロボットシステムの低コスト代替品として重要な成長ドライバーになり得るとした。
慎重な見方と今後の焦点
一方、インスパイア・メディカルについては、成長鈍化がより根深い構造的課題を反映していると指摘し、「売り」推奨でカバレッジを開始した。新規参入企業との競争激化、保険償還の不確実性、閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する舌下神経電気刺激療法の想定を下回る普及ペースを課題として挙げている。
インテグラ・ライフサイエンシズは「中立」評価とされた。脳神経外科や創傷ケアにおける主導的地位や業務執行の改善は安定的だが、現在の株価は妥当な成長軌道をすでに織り込んでおり、短期的に株価を大きく押し上げる材料は限定的だと分析している。今回の投資判断は、目に見える技術革新主導の成長が見込める企業を優先し、競争や保険償還問題に直面する企業には慎重な姿勢を示すというUBSの選別戦略を明確に示している。