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トムラ株が6%超下落、フランスのデポジット制度義務化見送りで

リサイクル用自動回収機(RVM)大手のトムラ・システムズ(Tomra Systems ASA)の株価が月曜日、6% を超える下落を記録した。フランス政府が、飲料容器に対する全国一律の強制的なデポジット・リターン制度(DRS)の導入計画を撤回したことが嫌気された。
フランス、DRS義務化を撤回
フランス政府が発表した新たな方針では、地方自治体は標準化されたデポジット制度の導入を義務付けられなくなる。代わりに、各自治体は欧州連合(EU)が定める飲料容器の90% 回収目標を達成するため、それぞれ独自の方法を選択できる柔軟性を持つことになる。
これにより、トムラが主力とするデポジット方式の自動回収機ではなく、分別・回収インフラの拡充といった代替手段が選ばれる可能性が浮上した。この決定は、同社の主要市場の一つと目されていたフランスでの事業機会が縮小することを意味する。
成長見通しへの影響
トムラの成長戦略は、世界各国での強制的なDRS導入拡大を前提としてきた。今回のフランスの決定は、DRS導入を検討している他の国々が、より緩やかな枠組みを採用する先例となりかねないとの懸念を市場に広げた。
Ad投資家は、同社の長期的な成長見通しに対する不透明感が高まったとみており、これが株価への売り圧力につながった。この動きは、8月に力強い株価上昇を見せた後の反落となった。
これまでの好調な業績
今回の株価下落は、同社が好調な業績を背景に株価が上昇基調にあった中で起きた。トムラの株価は8月、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、ルーマニアでの新規DRS導入が寄与し、第2四半期決算が好感され約15%上昇していた。
同社の第2四半期の売上高は、前年同期比25% 増の4億500万ユーロに達し、特に回収事業部門の売上は45% の急増を記録した。また、2027年にDRS導入を予定している英国では、大手小売業者から約1,200台の自動回収機を受注しており、バークレイズは英国市場全体で最終的に約17,000台の市場規模になると試算している。