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米タコベル、食中毒発生でレタス供給停止 外食チェーンのリスク浮き彫り

Summary
米食品医薬品局(FDA)は、ヤム・ブランズ傘下のタコベルがサイクロスポーラ症の集団発生に関連する供給業者からのレタス使用を中止すると発表した。過去にも大手レストランチェーンでは食中毒問題が頻発し、業績に様々な影響を与えている。
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米食品医薬品局(FDA)は17日、ヤム・ブランズ傘下のファストフード大手タコベルが、現在発生しているサイクロスポーラ症の集団感染に関連するとされる供給業者からのレタス使用を中止すると発表した。米国のレストランチェーンにおいて、食中毒の発生が事業運営や株価に与えるリスクが改めて浮き彫りになっている。
タコベルでの集団発生
FDAの発表によると、今回の措置はサイクロスポーラ症の感染拡大を受けたもの。ミシガン州の保健当局は7月17日時点で、5,002件の感染症例を報告している。タコベルは問題が指摘された供給業者からのレタス調達を停止した。
食中毒の発生は、リコールや訴訟、規制当局による監視強化につながる可能性があり、レストランチェーンの客足や売上を圧迫する主要なリスク要因の一つと見なされている。
市場への影響は様々
食中毒問題が企業の業績に与える影響の大きさは、事例によって大きく異なる。TDコーウェンのアナリストは先週のレポートで、過去の事例を分析している。
Ad- 軽微な影響: 2024年後半にマクドナルドで発生した問題は、同社の業績に1四半期しか影響を与えなかった。また、2022年のウェンディーズの事例では、目立った影響は見られなかったという。
- 深刻な影響: 一方で、2015年にチポトレ・メキシカン・グリルで発生した一連の食中毒問題や、1993年のジャック・イン・ザ・ボックスの事例では、売上が数四半期にわたって大幅に落ち込み、ブランドイメージの回復に長期間を要した。
近年の主な食中毒事例
近年、米国の主要なレストランや食品会社を襲った主な食中毒および食品汚染問題には、以下のようなものがある。
- マクドナルド(2024年10月): 「クォーターパウンダー」に使用された刻み玉ねぎが原因で大腸菌の集団感染が発生。米疾病対策センター(CDC)によると、104人が発症し、1人が死亡した。
- ウェンディーズ(2022年8月): 4つの州で大腸菌の集団感染が報告され、同社のサンドイッチとの関連が調査された。ウェンディーズは予防措置として一部店舗でロメインレタスの提供を一時中止した。
- チポトレ(2015年11月): 複数の州で大腸菌、ボストンの店舗でノロウイルスの集団感染が相次いで発生。原因特定が難航し、同社の「安全な食材」というブランドイメージを大きく損なった。