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スペースX、8月に9億株超のロックアップ解除へ 株価最安値圏で需給悪化に懸念

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Jul 24, 20261 min read
スペースX、8月に9億株超のロックアップ解除へ 株価最安値圏で需給悪化に懸念
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宇宙開発企業スペースX(Space Exploration Technologies Corp.)は、8月初旬に予定されている同社初の上場後四半期決算報告を経て、ロックアップ期間が終了し、大量の株式が市場で売買可能になる。株価が上場来安値圏で低迷する中での大規模な株式放出は、需給バランスの悪化を招き、株価への強い下押し圧力となる可能性が指摘されている。

9億株超の株式放出が市場を圧迫か

Investing.comによると、スペースXは最初の四半期決算報告後の2営業日目に、9億1150万株のロックアップが解除される。これはIPO価格(135ドル)ベースで約1230億ドルに相当する規模となる。

同社の株価は現在、IPO価格を14.6%下回る113.30ドル付近で取引されており、上場来安値圏にある。このような状況で初期投資家や内部関係者による利益確定売りが出た場合、市場の買い需要を大幅に上回り、株価をさらに押し下げる「供給ショック」のリスクが懸念される。

  • ロックアップ解除規模: 9億1150万株
  • 現在の株価: 約113.30ドル(IPO価格135ドルを大きく下回る)
  • 市場への影響: 大量の売り圧力が需給を悪化させる可能性

なお、株価が10営業日中5日間、175.50ドルを上回って推移した場合にのみ、追加で4億5580万株のロックアップが解除される条件も設定されている。

錯綜するアナリスト評価と財務状況

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スペースXの将来性について、アナリストの評価は大きく分かれている。Bernstein SocGenは239ドルの強気な目標株価を設定している一方、Piper Sandlerは156ドルとより慎重な見方を示している。InvestingProが算出する理論株価は111.37ドルと、現在の株価をさらに下回る水準だ。

財務面では、2025年度の売上高は前年比33.2%増の186億7000万ドルと高い成長を示したものの、純損益は49億4000万ドルの赤字であり、収益性は課題となっている。同社は配当を実施しておらず、株価が不安定になった場合に投資家を引き付ける材料に乏しい点も指摘されている。

投資家への示唆

大規模なロックアップ解除を前に、特に株価が低迷している銘柄への投資は、歴史的に見てリスクが高いとされる。1日の平均出来高が7525万株であるのに対し、今回解除される株式数はその10倍以上に達するため、わずかな売り圧力でも株価に大きな影響を与えかねない。

スペースXの長期的な成長ポテンシャルを信じる投資家にとっても、短期的な株価下落のリスクは高まっている。市場がこの大量の株式供給をどのように吸収するのか、投資家の信認が試される重要な局面となりそうだ。

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