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韓国株、6月に過去最大の外国人資金流出 テック株安と利上げが重し

Summary
ANZリサーチによると、6月の韓国株式市場からの外国人資金流出額は過去最高の305億ドルに達した。ハイテク株の不振や韓国銀行による利上げが投資家心理を冷やし、アジア全体からの資金流出を主導した。
韓国株式市場からの外国人投資家による資金流出が加速している。ANZリサーチの報告によると、6月の流出額は過去最高の305億ドルに達し、ハイテク株の不振と韓国銀行(中央銀行)による利上げを背景に、アジア地域全体からの記録的な株式資金流出を主導した。
記録的な資金流出の規模
ANZリサーチが発表したデータによると、6月における中国を除くアジアの新興国株式市場全体からの資金流出額は533億ドルに達し、5月の256億ドルから倍以上に増加した。特に韓国からの流出が顕著だった。
- 韓国: 6月の外国人株式資金流出額は305億ドルと、月次ベースで過去最高を記録した。
- 台湾: 2ヶ月連続の資金流入から一転し、183億ドルの大幅な流出に見舞われた。
背景:ハイテク株への懸念と金融引き締め
この大規模な資金流出は、世界的なハイテク業界の見通しに対する投資家の慎重な見方が強まったことが主因だ。ANZのアジア調査責任者クーン・ゴー氏は、両市場が半導体関連株への集中度が高いため、セクターに対するセンチメントの変化がポートフォリオフローに大きな影響を与えやすいと分析している。
Adさらに、今年に入ってからの株価上昇を受けたバリュエーションへの懸念や、指数関連のリバランス売りも要因として挙げられている。こうした中、韓国銀行が利上げに踏み切ったことで市場の売り圧力は一層強まり、韓国総合株価指数(KOSPI)は急落。取引時間中には一時的な取引制限措置である「サイドカー」が発動される場面もあった。
株式と債券で異なる資金動向
株式市場から資金が流出する一方で、債券市場への資金流入は続いている。ANZによると、韓国の債券市場では、指数連動型の買いが継続したことなどから、6月も22億ドルの外国人資金が流入した。
この対照的な動きは、同地域における株式と債券の資金フローの間に明確な分岐が生じていることを示唆しており、投資家のリスク回避姿勢を浮き彫りにしている。