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SKハイニックスCEO、2027年に「史上最悪」の半導体メモリー供給不足を予測

Summary
SKハイニックスのクァク・ノジョンCEOは、AI需要の急増により2027年に過去最悪のメモリー供給不足が発生し、需給の不均衡は2030年以降も続くと警告した。
韓国の半導体大手SKハイニックスのクァク・ノジョン最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)向け半導体の需要が急増する中、世界のメモリー業界が2027年に「史上最悪の供給不足」に直面するとの見通しを明らかにした。同氏は、積極的な設備投資にもかかわらず、需要が供給能力を上回る状況は2030年以降も続くと予測している。
AIブームが招く供給制約
クァクCEOは7月10日のロイターとのインタビューで、「供給の観点から、来年(2027年)は業界史上最悪の年になると予測している」と述べた。この発言は、同社が米ナスダック市場に上場した日に行われた。同社はNVIDIA製のチップセットに使用される広帯域メモリー(HBM)の開発を主導しており、AIサプライチェーンにおいて中心的な役割を担っている。
顧客からの需要は増加し続けている一方で、生産能力には限界があるとCEOは指摘。「2030年以降も顧客需要は当社の供給能力を上回り続けると予測しているが、問題解決に全力を尽くしている」と語った。この見解は、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOや、DRAM市場が少なくとも2028年第2四半期まで供給不足が続くと予測するUBSなど、他の業界関係者の見方とも一致している。
Ad大規模な設備投資計画
供給不足の懸念に対応するため、SKハイニックスは大規模な投資を進めている。同社はサムスン電子と共に、韓国政府が主導する5年間で国内のメモリー半導体生産能力を倍増させる計画に参加しており、それぞれ400兆ウォン(約2660億ドル)を投じる予定だ。
海外では、米国インディアナ州に約40億ドルを投じて先端半導体のパッケージング工場を建設中であるほか、新たなAI成長エンジンを模索するため、米国でAIソリューション企業に100億ドルを投資している。将来のウェハー工場建設の候補地として、米国、日本、東南アジアを検討していることも明らかにされたが、最終決定には至っていないとしている。