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サンディスク株が反発、メタとの大型契約やメモリー市況好転が追い風

Summary
サンディスクの株価は10日、一時的な売り圧力を吸収し3.3%上昇した。メタとのNANDフラッシュ供給契約や、UBSによるメモリー価格見通し引き上げが好感された。
米サンディスクの株価は10日の取引で、朝方の売り圧力を跳ね返し、3.3%高の1,920ドルで引けた。背景には、AIインフラ向け主要サプライヤーとしての同社の地位強化に対する投資家の再評価があり、メタ・プラットフォームズとの大型供給契約のニュースが引き続き材料視された。
メタとの大型契約が材料視
前日から市場で注目されているのは、メタがAIインフラの大規模な拡張計画の一環として、サンディスクからNAND型フラッシュメモリーを調達する複数年契約を締結したとのロイター報道だ。メタは2026年に7ギガワット、2027年までにはその倍のコンピューティング能力を目指しており、この契約はサンディスクにとって安定した需要が見込めることを示唆している。
メモリー市況の改善と強気なアナリスト評価
株価の回復を後押ししたのは、UBSが10日に発表した最新リポートだ。世界的なメモリー販売が過去最高水準に達したことを指摘し、NANDおよびDRAMの契約価格が今後も上昇を続けるとの見通しを示した。これはサンディスクの価格決定力にとって直接的な追い風となる。
Adこの楽観的な見方は、ウォール街の既存の強気な評価を補強するものだ。ゴールドマン・サックスのアナリスト、ジェームス・シュナイダー氏は目標株価を2,200ドルとして「買い」のレーティングを再表明しており、バーンスタインは目標株価を1,700ドルから3,000ドルへと大幅に引き上げ、「アウトパフォーム」の評価を維持している。
SKハイニックスIPOの売り圧力を吸収
この日の取引は、序盤から変動が大きかった。韓国のSKハイニックスが過去最大規模となる265億ドルの資金を調達し、米ナスダック市場に上場したことを受け、ETF(上場投資信託)のリバランスに伴いサンディスクのような既存のメモリー関連株が売られるとの懸念が浮上し、株価は一時1,773.51ドルまで下落した。
しかし、メタとの契約という具体的な好材料と、UBSによる市況改善の見通しが、この売り圧力を十分に吸収した。結果として、サンディスク株はプラス圏に浮上し、NANDフラッシュの専業大手に対する機関投資家の強い需要が依然として健全であることを示した。同社の次回決算発表は8月13日に予定されている。