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ロシア産小麦の輸出価格、黒海情勢緊迫化も横ばい推移

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先週のロシア産小麦の輸出価格は、海上輸送コストの上昇と航行制限緩和の観測から横ばいで推移した。ウクライナによる攻撃を受けた港湾での制限は続いている。
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黒海の地政学的リスクが高まる中、先週のロシア産小麦の輸出価格は横ばいで推移した。海上輸送コストの上昇による需要減退と、航行制限が緩和されるとの市場の観測が価格の上値を抑えた。
横ばいで推移した輸出価格
農業コンサルタント会社IKARの責任者、ドミトリー・リルコ氏によると、先週末時点のロシア産新穀小麦(タンパク質含有量12.5%)の価格は、8月後半のFOB(本船渡し)ベースで1トンあたり235ドルとなり、前週から変動はなかった。
世界的な価格が下落したことや、輸送コストの高止まりが需要を抑制したことが、価格の安定につながったとみられている。
黒海情勢の緊張と市場の観測
市場の背景には、依然として緊迫した黒海情勢がある。ウクライナによるドローン攻撃を受け、ロシアはノヴォロシースク港で深夜から早朝にかけての船舶の移動を一時的に禁止する措置を講じた。これは7月10日にドン・アゾフ運河の航行を一時停止したのに続く動きである。
Adしかし、先週末にかけて市場では、これらの航行制限の一部が緩和されるのではないかとの噂が浮上した。この観測が小麦先物価格を押し下げる一因となったが、当局による公式な発表は行われていない。
専門家は市場の反応を「過剰」と指摘
農業コンサルタント会社ソブエコン(Sovecon)のアンドレイ・シゾフ氏は、航行制限緩和の噂に対する金曜日の市場の急落は「過剰な反応」だったと指摘。同氏は、黒海の輸送が正常な状態に戻る可能性は、金曜日の価格変動が示唆するほど高くないとの見方を示した。
投資家にとっては、黒海における地政学的な動向が、引き続き世界の穀物価格を左右する重要な不確実性要因となる。