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RHIマグネシタ、上半期は減収増益 通期EBITA見通しを据え置き

Summary
耐火物大手のRHIマグネシタが発表した2026年上半期決算は、売上高が減少したものの、コスト削減が奏功しEBITAは大幅に増加した。同社は通期の業績見通しを据え置いた。
耐火物製品の世界的大手、RHIマグネシタ(RHI Magnesita N.V.)が発表した2026年上半期決算は、売上高が前年同期比で減少した一方、コスト削減と価格改定が寄与し、収益性が大幅に改善した。同社は2026年通期の業績見通しを維持した。
上半期は増益を確保
2026年6月30日を期末とする上半期の売上高は15億9,500万ユーロとなり、報告ベースで前年同期比5%の減少となった。為替変動の影響を除いた実質ベースでは横ばいであった。販売数量は同期間に2.7%減少した。
一方で、利払い・税・償却前利益(EBITA)は前年同期比17%増の1億6,500万ユーロに達した。コスト管理が奏功し、EBITAマージンは10.3%と、前年同期から190ベーシスポイント拡大した。1株当たり利益(EPS)は32%増の1.81ユーロとなった。
2025年12月末から横ばいの2.9倍となったレバレッジ比率(純負債/EBITDA)を伴い、純負債は15億2,800万ユーロで期を終えた。
通期見通しと今後の展望
RHIマグネシタは、2026年通期の調整後EBITA見通しを4億ユーロとする従来予想を再確認した。この見通しには、3,500万ユーロの為替差損による逆風が織り込まれている。また、社内の効率化策により、今年は4,500万ユーロの利益貢献を見込んでいる。
Ad同社経営陣によると、鉄鋼市場の見通しは改善傾向にあるものの、産業プロジェクト分野ではより厳しい事業環境に直面している。非鉄金属およびガラス分野の受注は回復基調にあるという。
同社は年末までに純負債を約14億ユーロまで削減し、レバレッジ比率を2.6倍程度まで低下させることを目指しており、財務体質の改善を進める方針だ。
投資家への示唆
今回の決算は、RHIマグネシタが需要環境がまだら模様である中でも、価格戦略とコスト管理によって収益性を確保する能力があることを示している。売上高の微減を利益率の改善で補う経営手腕は、投資家にとってポジティブな材料と見なされるだろう。
通期見通しの据え置きは、経営の安定性と予測可能性を市場に提供する。また、年末に向けた負債削減計画は、バランスシートの強化に向けた明確な道筋を示しており、企業の財務的安定性に対する信頼を高めるものとなる。