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レイモンド・ジェームズ、包装セクターの有望株として飲料缶・特殊容器メーカーを推奨

Summary
投資会社レイモンド・ジェームズは、包装セクターの最新レポートで、飲料缶メーカーと特殊ディスペンサー企業をトップピックとして挙げた。市場の需要動向がまちまちな中、これらの企業が成長機会を持つと分析している。
米投資会社レイモンド・ジェームズは、包装セクターに関する最新の分析レポートを発表し、飲料缶メーカーと特殊ディスペンサー(容器)メーカーを最も有望な投資先として特定した。同セクターは販売数量の動向がまだら模様でコスト圧力に直面しているものの、これらの分野が特に強みを発揮すると見ている。
市場環境はまだら模様、コスト圧力も
レイモンド・ジェームズによると、包装セクターの株価は2026年第1四半期決算の発表以降、平均で6%上昇し、概ね市場の期待に沿った水準に戻っている。販売数量の動向は各社の業績見通しの前提と大きく変わらない一方、ゼネラル・ミルズやペプシコといった大手企業の冴えない決算を受け、食品・飲料向け包装についてはより保守的な見方を強めている。
コスト面では、原油や樹脂価格は下落している。しかし、紙ベースの包装分野では、古段ボール(OCC)の価格が各社のガイダンス発表時から1トンあたり約15〜20ドル上昇しており、逆風となっている。同社は、飲料缶メーカーはこうしたコスト変動の影響をほとんど受けないと予想している。
主要推奨銘柄とその理由
レイモンド・ジェームズは、具体的な有望銘柄として以下の3社を挙げている。
クラウン・ホールディングス(CCK)
包装セクターの中でも特に高い成長が見込まれる飲料缶の需要を背景に、同社を引き続き選好。2026年第2四半期決算に向けて最も有利な立場にあると評価している。
Ad- 評価のポイント: 2026年の北米における高い成長率、第1四半期に好調だったアジアでの再度の高パフォーマンスへの期待、南欧への良好なエクスポージャー。
- 補足情報: 第1四半期の調整後利益はアナリスト予想を上回った。これを受け、JPモルガンは同社の投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げている。
シルガン・ホールディングス(SLGN)
販売数量は概ね予想通りに推移しており、大きな懸念はないと見ている。特に2026年後半には、利益率の高い美容・フレグランス分野の持続的な強さに支えられ、ディスペンサーおよび特殊クロージャー部門の販売数量が加速すると予想している。
- 評価のポイント: 2026年後半の比較対象が容易であること、同社の保守的な業績見通しにはコスト面での余裕が織り込まれており、最近の樹脂価格の下落が追い風になる可能性があること。
- 補足情報: 第1四半期の利益と収益が予想を上回り、2026年度の通期ガイダンスを上方修正。RBCキャピタルは同社の目標株価を引き上げた。
アプターグループ(ATR)
医薬品部門のコア売上高が2026年第1四半期に底を打ち、第2四半期には若干のプラスに転じ、年後半にかけて加速すると予想。株価評価は底堅さを見せ、今後は順次改善していくと見ている。
- 評価のポイント: 2027年には医薬品部門のコア売上高が長期的な成長率レンジである7〜11%に回帰するとの見通し。
- 補足情報: 第1四半期の利益と収益は市場予想を上回った。BofAセキュリティーズは、困難な在庫調整局面が終わりに近づいているとして、同社の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。