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米鉄道株、決算好調で全面高 業界再編の動きが焦点に

米国の鉄道業界では、2026年第2四半期の決算発表が相次ぎ、報告を終えた主要4社すべてが1株当たり利益(EPS)と売上高の両方で市場予想を上回る好調な結果となった。この力強い業績に加え、ユニオン・パシフィック(UNP)とノーフォーク・サザン(NSC)の間で提案されている大型合併が、セクター全体の注目を集める最大の要因となっている。
第2四半期決算は軒並み予想超え
今決算シーズンでは、貨物輸送サイクルの好転を背景に、鉄道各社が力強い業績を報告した。特にノーフォーク・サザンは、EPSが市場予想を8.98%上回る最大のサプライズとなった。
- ノーフォーク・サザン (NSC): EPSサプライズ率 +8.98%、売上高サプライズ率 +6.1%。通期見通しを上方修正。
- カナディアン・ナショナル鉄道 (CNI): EPSサプライズ率 +7.77%、売上高サプライズ率 +4.2%。通期見通しを上方修正。
- ユニオン・パシフィック (UNP): EPSサプライズ率 +6.90%、売上高サプライズ率 +3.8%。
- CSX (CSX): EPSサプライズ率 +5.88%、売上高サプライズ率 +2.6%。通期見通しを大幅に上方修正。
合併の動きが最大の投資テーマに
決算内容以上に市場の関心を集めているのが、ユニオン・パシフィックによるノーフォーク・サザンへの合併提案だ。この動きは、カナディアン・ナショナル鉄道が合併への反対を取り下げる覚書に署名したことで、規制当局の承認に向けた道筋がつき、実現の可能性が高まったと見られている。
この進展を受け、Evercore ISIはノーフォーク・サザンの目標株価を358ドルに引き上げた。アナリストは、同社株を合併の恩恵を受ける有力な投資対象として評価している。
AdCSXは事業펀더멘털で高評価
合併の動きとは別に、事業の펀더멘털で際立ったのがCSXだ。同社は第2四半期に過去最高となる39億4000万ドルの売上高を記録。営業利益率は前年同期比で240ベーシスポイント改善し、上半期のフリーキャッシュフローは前年の4億4400万ドルから16億1700万ドルへと大幅に増加した。
好調な業績を背景に、CSXは2026年通期の売上高成長率見通しを「1桁台半ばから後半」に引き上げた。インターモーダル(複合一貫輸送)の輸送量が9%増加したことも、貨物輸送サイクルの本格的な回復を示唆している。Susquehannaは7月13日付で同社の投資判断を「ポジティブ」に引き上げた。
最後の決算発表となるCPにも注目
主要鉄道会社の中で唯一決算が未発表のカナディアン・パシフィック・カンザスシティ(CP)は、7月29日の市場終了後に結果を公表する予定だ。同社は過去4四半期連続でEPSが市場予想を下回っているが、業界全体の好調な流れがこの傾向を断ち切るかどうかに注目が集まっている。