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ポンド、米CPI発表を控え小幅高 ドルは様子見ムード

英ポンドは水曜日、米ドルに対して小幅に上昇した。市場の注目がこの後発表される米国の7月消費者物価指数(CPI)に集まる中、外国為替市場は様子見ムードが広がっている。この指標は、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に再び利上げに踏み切るかどうかの決定的な要因と見なされている。
Investing.comによると、ポンド/ドルは1.3511ドルで取引され、当日比で0.04%上昇した。一方、ユーロ/ドルは0.04%安の1.1538ドルとなっている。
米CPIが最大の焦点
外国為替市場の方向性は、この日発表される米国の7月CPIに完全に依存している。市場コンセンサスでは、以下のような結果が予想されている。
- 総合指数:前月比 +0.1%
- コア指数(食品・エネルギー除く):前月比 +0.2%
この結果が実現すれば、前年同月比の伸び率はそれぞれ3.4%、2.5%に鈍化することになる。市場では現在、9月17日~18日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性を約50%の確率で織り込んでいる。
アナリストの見方と市場への影響
AdINGのグローバル・マーケッツ責任者であるクリス・ターナー氏は、「市場は本日、物価の落ち着きを期待しているようだ」と指摘する。同氏によれば、もしコアインフレ率が前月比0.1%という一部で予想される弱い結果となれば、9月の利上げ確率は低下する可能性が高いという。
ターナー氏は、弱いCPIの結果は「利回り曲線の強気なスティープ化」をもたらし、「特に景気循環に連動しやすい通貨(プロシクリカル通貨)に対してドルを軟化させる」と予想している。ドル指数(DXY)は99.40~100のレンジで膠着しているが、CPIが予想を下回ればレンジ下限を試す展開もあり得る。
ポンドとユーロの動向
ポンドの小動きは、英国内の材料よりもドルの動向に敏感であることを反映している。英国からの重要な経済指標や政策に関する発表が予定されていないため、ポンドの方向性は米国のインフレデータがもたらすリスクセンチメントに左右される。ポンドはプロシクリカル通貨と見なされており、ドル安の恩恵を最も受けやすい通貨の一つだ。
一方ユーロは、ユーロ圏の経済活動データが総じて予想を上回っているにもかかわらず、上値の重い展開が続いている。INGのアナリストは、中東の緊張を背景に欧州の天然ガス価格がメガワット時あたり60ユーロを超える水準で高止まりしていることが重しになっていると分析している。CPIが予想を下回る弱い結果となれば、ユーロ/ドルは先週の高値である1.1580ドルを試す可能性があると見られている。