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パラマウント、WBDとの合併巡り加州司法長官の発言を問題視 保証金請求で

パラマウント・スカイダンスは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)との合併計画を巡り、カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官がテレビインタビューでの発言によって、自らの法的主張を弱体化させたと火曜日に指摘しました。これは、独占禁止法を根拠に合併阻止を目指す州側との法廷闘争における新たな展開です。
発言の矛盾を指摘
パラマウントは、合併手続きの遅延によって生じる損害を補填するため、州側に18.8億ドルの保証金を支払うよう求めています。これに対しボンタ司法長官は、パラマウントが裁判所の差し止め命令を待たず、自発的に手続きを一時停止したため、保証金の支払義務はないと主張していました。
しかしパラマウント側の主張によれば、ボンタ長官はテレビインタビューでこの一時停止を「差し止め命令に等しい」と表現しました。パラマウントはこれを逆手に取り、長官自身が差し止めと同等の効果を認めた以上、独占禁止法に基づき州側には保証金の差し入れ義務が生じると反論しています。ロイターの報道によると、ボンタ司法長官の事務所はコメントの要請にすぐには応じなかったとのことです。
巨額保証金請求の背景
この保証金は、もしパラマウントが最終的に訴訟で勝訴した場合に、合併の遅れによって被る経済的損失を回復するために不可欠だと同社は主張しています。カリフォルニア州などが起こした訴訟の審理が予定通り来年4月に終了するまでに、パラマウントはWBDの株主に対し13億ドルの手数料を支払うことになると試算しています。
Adネットフリックスやディズニーに対抗する巨大メディア企業の誕生を目指すこの合併は、カリフォルニア州をはじめとする12州と全米脚本家組合(Writers Guild of America)によって阻止が試みられています。彼らは、合併が映画・テレビ業界における価格上昇や脚本家の労働条件悪化につながると懸念しています。
今後の見通し
パラマウントは、この合併が業界を強化し、コンテンツを減少させるのではなく、むしろ増加させると主張しています。オークランドの連邦地方裁判所では、アラセリ・マルティネス・オルギン判事の下で、保証金請求に関する審理が9月24日に予定されています。
ボンタ司法長官は和解交渉の用意があるとしつつも、州側の懸念が解消されない場合は裁判も辞さない構えを見せており、この保証金を巡る攻防は、合併の行方を占う上で重要な意味を持つことになります。