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原油価格が続伸、米イランの軍事衝突激化で供給懸念高まる

Summary
米国とイランが報復的な軍事攻撃を交わしたことを受け、中東からの供給途絶懸念が強まり、2日のアジア時間早朝の取引で原油価格は1%近く上昇し、前日の急騰に続く続伸となった。
2日のアジア時間早朝の取引で原油価格は約1%上昇し、前日の急騰の流れを引き継いだ。米国とイランが一夜にして軍事攻撃を交わし、中東情勢の緊張緩和への期待が後退したことで、石油供給への懸念が一段と強まったことが背景にある。
ロイター通信によると、ブレント原油先物は95.52ドル(87セント、0.92%高)に、米国産WTI原油先物は91.02ドル(80セント、0.89%高)にそれぞれ上昇した。両先物は前日1日に4ドル以上急騰し、ブレントは7月24日以来、WTIは7月23日以来の大幅な上昇を記録していた。
米・イラン間の報復攻撃
今回の価格上昇の直接的な引き金となったのは、米国がイラン国内の標的に対して一連の空爆を実施し、それに対してイランが報復攻撃を行ったことだ。これは両国間の対立がここ数週間で最も深刻化したことを示している。
米中央軍(CENTCOM)はSNSへの投稿で、今回の空爆はイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)によるホルムズ海峡での商船や、地域に展開する米軍関係者に対する最近の攻撃未遂を受けたものだと説明した。これに対しIRGCは、米国の攻撃はホルムズ海峡の通航をさらに制限することになると警告。ヨルダンにある米軍基地を弾道ミサイルで攻撃したと主張した。
ヨルダン軍は領空に侵入した弾道ミサイル13発のうち10発を迎撃したと発表。米当局者2名によると、これまでのところ米兵の死傷者は報告されていない。
Ad市場への影響と供給リスク
今回の軍事衝突の激化は、世界の石油供給における重要拠点であるホルムズ海峡の安定性に対する懸念を再燃させている。この海峡は紛争前、世界の石油消費量の約5分の1が通過する要衝であり、イランは事実上、商船の航行を閉鎖している。
市場関係者は、地政学的リスクの高まりが原油価格にプレミアムを上乗せしていると指摘する。月曜日にホルムズ海峡を出航したタンカー2隻が攻撃されたことに続き、今回の報復の応酬は、供給の安定性が脅かされていることを強く印象付けた。
米国の原油在庫は減少
需給面では、世界最大の産油国である米国で在庫が減少したことも価格を支える要因となっている。市場筋が米国石油協会(API)のデータを引用して伝えたところによると、8月28日までの週の米原油在庫は260万バレル減少した。ディーゼルやヒーティングオイルを含む留出油在庫も26万5000バレル減少した。