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米当局、テスラのヘッドライト問題でのリコール回避要請を却下 約2万台が対象

Summary
米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は、テスラが提出したヘッドライトの光量超過問題をめぐるリコール回避の申し立てを却下しました。対象となるのは「モデル3」と「モデルY」の約2万台です。
米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は、電気自動車(EV)大手テスラが提出したヘッドライトの光量問題をめぐるリコール(回収・無償修理)回避の申し立てを却下したと発表しました。テスラ側は安全への影響は軽微だと主張していましたが、NHTSAはこれを認めませんでした。
当局が指摘する安全上のリスク
今回の問題は、一部車両のヘッドライトが最大光量基準を超える可能性があるというものです。NHTSAは、これにより「周辺の交通や運転者自身にとって、眩しさ(グレア)が増大するリスクがある」と結論付けました。
テスラは2024年に提出した申し立てで、この問題は自動車の安全性に影響を及ぼすものではなく、リコールは不要だと主張していました。しかしNHTSAは、特に雨や雪、霧などの悪天候下で、不適合なライトが他のドライバーの視界を妨げる危険性があるとして、テスラの主張を退けました。
リコールの詳細
今回の決定により、リコール対象となるのは以下の車両です。
Ad- 対象台数: 約19,900台
- 対象モデル: テスラ「モデル3」および「モデルY」
- 対象年式: 2017年~2023年式
テスラは、この問題に関連する事故や負傷の報告は把握していないとしています。
市場への影響と背景
今回の決定は、テスラにとって修理コストが発生することを意味し、規制当局が安全基準の遵守を厳格に求めている姿勢を改めて示すものです。NHTSAは過去にも同様の判断を下しており、2022年にはゼネラル・モーターズ(GM)が提出した約82万台の車両に関する同様の申し立てを却下しています。
近年、ヘッドライトの眩しさに対するドライバーの懸念は高まっており、全米自動車協会(AAA)の調査では、ドライバーの10人中6人が夜間の眩しさを問題視しているとの結果も出ています。今回の決定は、こうした社会的な背景も踏まえたものと考えられます。