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スペースX、次期試験での「機体捕獲」が焦点に=モルガン・スタンレー

Summary
モルガン・スタンレーは、スペースXのスターシップ飛行試験13号機を高く評価し、次期試験で計画される発射塔による機体捕獲が投資家にとって重要なカタリストになるとの見方を示した。
モルガン・スタンレーは、スペースXが実施したスターシップの飛行試験13号機について、ブースターの着水は完璧ではなかったものの、ロケット開発における重要な前進であると評価しました。同行は、この試験が投資家の信頼を高めるはずだと指摘しています。
飛行試験13号機を「A-」と評価
モルガン・スタンレーは、今回のミッションに「A-」の総合評価を与えました。評価の理由として、以下の主要なマイルストーンの達成を挙げています。
- 初めて製品版のスターリンクV3衛星(20基)の展開に成功
- 宇宙空間でのラプターエンジンの再点火に成功
- 宇宙船(上段)が過去最も穏やかに着水
一方で、スーパーヘビーブースター(V3)の着水はハードランディングとなり、着水燃焼時に13基のエンジンのうち約5基しか点火しなかった点は批判を招く可能性があると認めました。しかし、着水試行にすら至らなかった12号機と比較すれば、進歩であると同行は主張しています。
次の焦点は発射塔での機体捕獲
Adモルガン・スタンレーが最大の好材料と見なしているのは、試験後にイーロン・マスクCEOが示した今後の計画です。マスク氏は、早ければ8月下旬から9月上旬に実施される可能性のある飛行試験14号機で、史上初となる発射塔によるスターシップ上段の捕獲(タワーキャッチ)を試みる可能性を示唆しました。これは投資家にとって、具体的かつ短期的なカタリストとなります。
同行は、この機体捕獲の試みが成功すれば、スペースXに対する弱気派は「冷凍睡眠を検討すべきだ」という強い表現を用いて、そのインパクトの大きさを強調しました。さらに、14号機が成功すれば、15号機では上段とブースター両方の捕獲が試みられる可能性があると予測しています。
投資家への示唆
モルガン・スタンレーは、スペースXに対する投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を300ドルで維持しています。8月4日の決算発表後、初のロックアップ期間が満了することは株価の重しとなり得るとしつつも、飛行試験13号機がもたらした影響は総じてポジティブだと結論付けています。市場の次の大きな注目点は、スターシップの機体捕獲の成否に移ったと言えるでしょう。