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マイクロストラテジー株、過去1年で75%超下落 アナリストは200%超の上昇余地を予想

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格が64,000ドル以上で推移する中、ビットコインを大量に保有する米マイクロストラテジー(MSTR)の株価は過去1年間で75.6%という大幅な下落を記録した。しかし、ウォール街のアナリストは同社株価に212%超の上昇余地があると予測しており、市場の現状と将来の見通しとの間に大きな乖離が生じている。
ビットコインへのレバレッジ投資
マイクロストラテジーは、ビットコインへのレバレッジを効かせた代理投資と見なされている。そのため、ビットコインの価格変動に対して株価がより大きく反応する傾向がある。過去1年間でビットコイン価格は史上最高値から約49%の下落に留まっているが、MSTR株はそれを大幅に上回る下落率となった。
同社の株価がいかに市場全体より変動しやすいかを示すベータ値は3.55と極めて高く、30日間の実現ボラティリティも58.5%に達する。これは、ビットコイン自体の価格変動よりもさらに激しい値動きを意味しており、ハイリスク・ハイリターンな特性を浮き彫りにしている。
企業固有のリスク要因
MSTRは単なるビットコインの保有企業ではなく、負債や株式の希薄化、事業運営といった企業固有のリスクを抱えている。同社は2026年第2四半期決算で、保有するビットコインの評価損として83億ドルを計上し、1株あたり24.45ドルの純損失を報告した。
Adさらに、同社が保有する約84万4000BTCの平均取得単価は75,476ドルであり、現在の市場価格を大きく上回っている。この含み損の状態を解消するには、ビットコイン価格の大幅な回復が不可欠となる。同社は最近、義務を履行するための現金確保を目的として、市場での株式売却(At-the-market offering)を積極的に進めている。
アナリストの強気な目標株価
こうした厳しい状況にもかかわらず、アナリストのMSTRに対する見方は依然として強気だ。複数のアナリストによる目標株価の平均は257.50ドルで、現在の株価(8月4日時点で96.63ドル)から212.6%の上昇余地を示唆している。一方で、B.Riley(155ドルへ)やCantor(186ドルへ)など、ビットコイン価格の下落を受けて目標株価を引き下げる動きも見られる。
投資家にとっての選択肢は明確だ。ビットコインへの純粋なエクスポージャーを求めるのであれば直接保有が単純な選択肢となる。一方で、ビットコイン価格の回復に賭け、より大きなリターンを狙うのであれば、MSTRはレバレッジの効いた選択肢となり得る。ただし、その場合はボラティリティの高さに加え、財務や希薄化といった企業リスクも受け入れる必要がある。