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マッコーリー、インドの「ベスト・アイデア」リストに3銘柄を追加

Summary
金融大手マッコーリーがインド市場の有望銘柄リストを更新。セメント、電力インフラ、銀行の各セクターからシュリー・セメント、パワーグリッド、ICICI銀行の3社を新たに追加した。
金融大手マッコーリーは、インド市場における「ベスト・アイデア」リストを更新し、新たに3銘柄を追加した。セメント、電力インフラ、銀行の各セクターから、良好なファンダメンタルズと力強い業績を背景に選出されたもので、それぞれの業界で魅力的なバリュエーションと確かな成長見通しを兼ね備えているとの見方を示している。
新たに追加された3銘柄
マッコーリーが今回リストに追加したのは以下の3社である。
シュリー・セメント (Shree Cement)
セメント業界のファンダメンタルズ改善が追い風になると指摘。セメント各社が市場シェア獲得よりも収益性の高い成長を優先する傾向にある点を評価している。投入コストの緩和に伴い、同社の利益率は2027年度上半期に底を打つと予想。2027年度第1四半期には10%台半ばの力強い販売数量の伸びを見込んでいる。また、インド北部・東部市場における比較的底堅い価格設定の恩恵も受ける見通しだ。
パワーグリッド (PowerGrid)
Ad同社が提案した借入枠の拡大案について、マッコーリーは設備投資と資産資本化の加速に対する経営陣の自信の表れと分析。執行面のボトルネックが緩和されるにつれ、現在の市場予想を上回る可能性があると見ている。同社の株価は2028年度予想株価収益率(PER)で15倍、自己資本利益率(ROE)は15%を超え、配当利回りは3%となっている。
ICICI銀行 (ICICI Bank)
収益性を維持しつつ成長を持続させる能力が、業界をリードするリターン率につながると評価。総資産利益率(ROA)は2.3~2.4%、自己資本利益率(ROE)は17%に達すると予測している。対照的に、競合のHDFC銀行については、資金調達プロファイルが構造的に弱体化し、利益率の見通しも不安定になっていると指摘。これにより、マッコーリーが従来HDFC銀行に抱いていたROA改善の論拠が損なわれたとしている。
投資家への示唆
今回の銘柄選定は、インド経済の特定のセクターにおける構造的な成長機会を捉えようとするマッコーリーの戦略を反映している。投資家にとっては、各社のファンダメンタルズやマッコーリーが指摘する成長ドライバーを精査する上で重要な参考情報となるだろう。