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LVMH株が下落、主力のファッション部門の成長鈍化を嫌気

Summary
高級ブランド大手LVMHの株価が28日の取引で下落。月曜引け後に発表された2026年上半期決算で、利益率の高い中核事業であるファッション・レザーグッズ部門の成長率が市場予想を下回ったことが売り材料となった。
フランスの高級ブランド大手、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンの株価が28日の取引で2.6%下落し、454.8ユーロで引けた。前日引け後に発表された2026年上半期決算において、グループの収益を牽引するファッション・レザーグッズ部門の成長が市場の期待に届かなかったことが嫌気された。
中核事業の成長が予想下回る
月曜日に発表された決算によると、グループ利益の大半を生み出すファッション・レザーグッズ部門の第2四半期の有機的成長率(オーガニック・グロース)は1%にとどまった。売上高は89億ユーロ。この成長率は2年ぶりの四半期ベースでのプラス成長だったものの、アナリストが予想していた約1.7%には及ばなかった。
これに加え、イラン紛争が欧州の観光業や湾岸地域での消費に与える継続的な影響や、5%に上る為替のマイナス影響も報告ベースの収益を圧迫した。為替影響により、上半期の報告ベースの売上高は実質2%増にもかかわらず3%の減収となった。
市場の反応と株価の動き
LVMH株は同日、一時454.75ユーロまで下落し、52週安値の440ユーロに迫る場面も見られた。投資家が同社の回復ペースを再評価する中で売りが優勢となった。
Adこの日のフランスのCAC 40指数が0.5%上昇し、欧州全体のSTOXX 600指数も0.2%高となるなど、市場全体が堅調に推移する中での逆行安となった。これは、今回の株価下落が市場全体やセクターの問題ではなく、同社固有の要因によるものであることを示唆している。
好材料は相殺される
決算には好材料も含まれていた。時計・宝飾品部門は11%の有機的成長を達成し、米国での売上も6%加速した。純利益も57億ユーロと、市場コンセンサスを上回っている。
しかし、投資家はこれらのポジティブな点よりも、利益率が最も高い中核事業の回復ペースが想定より遅いことを重く見た。地政学的リスクや為替の逆風と相まって、今回の株価下落につながったとみられる。