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レナー、4四半期連続で予想下回る決算、株価は52週安値更新

米住宅建設大手レナー (NYSE: LEN) が発表した2026年度第3四半期決算は、市場予想を下回り、4四半期連続での未達となった。住宅需要の低迷が続く中、同社の株価は新たな52週安値を付け、投資家の懸念が浮き彫りとなっている。
4四半期連続の予想未達
9月16日に発表された第3四半期(Q3)決算の詳細は以下の通り。
- 1株当たり利益 (EPS): 1.19ドル(市場予想は1.29ドル)
- 売上高: 80.5億ドル(市場予想は8.31億ドル)
売上高は前年同期の88.1億ドルから9%減少した。この結果を受け、9月17日の同社株価は一時、52週安値となる76.07ドルまで下落し、終値は78.99ドルだった。過去1年間で株価は40.6%下落している。
需要低迷と利益率改善の綱引き
決算内容からは、需要の安定化には至っていないことが示された。第3四半期の住宅引き渡し戸数は前年同期比3%減の20,840戸、平均販売価格も同3%減の37万2000ドルとなり、販売量と価格の両面で落ち込んでいる。
Ad一方で、明るい材料も見られる。同社経営陣は、販売奨励金(インセンティブ)の削減により売上総利益率が改善したと指摘。これは一部アナリストからも前向きな兆候と見なされている。また、同社は当四半期に2億5600万ドルを投じて300万株の自社株買いを実施しており、経営陣の自信を示唆している。
今後の見通しと注目点
レナーは通期の引き渡し戸数見通しを再び引き下げ、第4四半期の会社ガイダンスも市場のコンセンサスを下回った。4四半期連続の業績未達を受け、ガイダンス達成への懐疑的な見方が強まっている。
格付け会社のフィッチは、レナーのEBITDAマージンが今後数年間低下するとして、同社のアウトルックを「ポジティブ」から「ステーブル」に修正した。投資家は今後、以下の点に注目することになるだろう。
- 第4四半期決算: 12月16日頃に発表予定。EPSと引き渡し戸数のガイダンスが焦点。
- 住宅ローン金利の動向: 米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が金利に与える影響。
- 中古住宅販売データ: 新築住宅需要への影響。
市場では、同社株が有形純資産簿価(1株当たり約80.16ドル)とほぼ同水準で取引されていることから、割安との見方と、さらなる下落リスクを警戒する見方が交錯している。