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KLA株が急落、好決算も慎重な業績見通しを嫌気

Summary
半導体製造装置大手のKLAコーポレーションが発表した第4四半期決算は市場予想を上回ったものの、同時に示された次期業績見通しの幅広さが慎重な姿勢と受け止められ、株価は時間外取引で大幅に下落した。
半導体製造装置大手のKLAコーポレーション(KLAC)の株価が、時間外取引で10.4%の急落を記録している。火曜日の通常取引終了後に発表された2026年度第4四半期決算は市場予想を上回ったものの、同時に示された次期見通しが投資家の高い期待に応えられなかったことが売りを誘った。
決算内容は予想上回るも、見通しが失望誘う
同社が発表した第4四半期決算は、堅調な内容であった。
- 売上高: 36億6000万ドルと、前年同期比15%増を記録。市場予想の36億ドルを上回った。
- 調整後1株当たり利益(EPS): 1.05ドルとなり、こちらも市場予想の1.00ドルを上回った。
しかし、投資家が問題視したのは2027年度第1四半期の業績見通しだ。売上高は38億ドルから42億ドル、調整後EPSは1.06ドルから1.26ドルという幅広いレンジで提示された。市場のコンセンサス予想(売上高39億2000万ドル、EPS 1.14ドル)はレンジ内に収まっているものの、この幅広さが不透明感を示唆するものと受け止められ、市場は慎重な見方と解釈した。
Ad市場の反応と背景
KLAの株価は決算発表前の火曜日の通常取引ですでに約6.2%下落しており、その後の時間外取引で下げ幅を拡大した。CEOのリック・ウォレス氏は「当社の成長を牽引するトレンドは強化されており、2026年下半期から2027年にかけて事業の勢いが加速すると見ている」と述べたが、この強気な発言も見通しに対する失望感を打ち消すには至らなかった。
この日の米国株式市場全体は、S&P 500が0.2%高、ダウ工業株30種平均が0.1%高と小動きであり、KLA株の下落は同社固有のニュースに起因するものであることが示されている。半導体装置セクターは、以前からウェーハ製造装置への投資削減懸念や地政学的な輸出規制リスクといった逆風にさらされており、こうした背景が今回の慎重な見通しに対するネガティブな反応を増幅させる形となった。
記録的な四半期決算が慎重な見通しによって影を潜め、すでに高まっていたバリュエーションへの期待感とセクター全体への圧力とが相まって、今回の株価急落につながった。投資家は、半導体装置業界の主要企業の一角である同社の短期的な成長見通しを再評価している模様だ。