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イラン紛争、紅海・カスピ海へ拡大 米国の攻撃中断も地政学リスク高まる

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Jul 26, 20261 min read
イラン紛争、紅海・カスピ海へ拡大 米国の攻撃中断も地政学リスク高まる

Summary

米軍によるイランへの直接攻撃が一時的に中断される中、イラン関連の紛争は紅海およびカスピ海へと拡大している。イエメンのフーシ派がサウジアラビアの石油施設を攻撃し、新たな輸送路への脅威が浮上している。

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米軍によるイランへの攻撃が13夜ぶりに中断されたものの、イランを巡る紛争は新たな地域へと拡大する兆候を見せている。週末にかけて、イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派が紅海沿岸のサウジアラビアの石油施設を攻撃したほか、イランはカスピ海で自国の船舶がウクライナから攻撃を受けたと非難した。

紅海で新たな緊張

イエメンのフーシ派は、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが保有するジザンとヤンブーの拠点を攻撃したと発表した。ロイターが検証したソーシャルメディア上の映像では、ジザンの製油所の方角から巨大な黒煙が上がっているのが確認できる。

  • ジザン: 紅海沿岸に位置し、日量最大40万バレルの処理能力を持つ製油所がある。アジアを拠点とする複数のトレーダーは、ジザンの燃料・石油貯蔵施設が損傷した可能性について報告を受けたとしている。
  • ヤンブー: サウジアラビアの主要な紅海石油港であり、イランが封鎖しているホルムズ海峡を迂回する重要なルートとなっている。ギリシャの安全保障筋によると、ヤンブーの石油施設を狙った弾道ミサイル2発は、サウジに配備されたギリシャ軍運用下の米国製パトリオットミサイルによって迎撃された。

これらの攻撃は、ホルムズ海峡の混乱に加え、世界のエネルギー供給にとって第二の主要な輸送ルートである紅海にも紛争が波及する可能性を示唆しており、市場の懸念材料となっている。

米国は攻撃を中断、紛争拡大に懸念か

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米国防総省は土曜日、イランに対する海上封鎖は「完全に有効なまま」であると述べたが、13夜続いた攻撃を停止した理由については説明しなかった。トランプ政権高官は、大統領が「常に外交を優先する姿勢を明確にしてきた」と述べた。

一方でニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ大統領と顧問らが、紛争の拡大、国防備蓄の枯渇、ペルシャ湾の同盟国との関係悪化、そしてエネルギー供給と世界経済への影響を懸念していると報じた。直接的な軍事行動を一時停止し、外交による解決を模索する姿勢を見せつつも、緊張は依然として高いままだ。

カスピ海にも飛び火

紛争の地理的拡大は紅海にとどまらない。イラン外務省は、カスピ海でイランの商船がウクライナの攻撃を受け、船員1人が死亡、1人が負傷したと非難した。これに先立ち、ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で、カスピ海における「長距離攻撃」の成果を称賛していたが、標的の国籍は明らかにしていなかった。

イエメンでは2022年から続いていた停戦が事実上崩壊しており、今回のフーシ派による攻撃は、紛争が地域全体を巻き込む形で再燃・拡大するリスクを投資家に強く意識させるものとなった。

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