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金価格が下落、原油高によるインフレ懸念でFRBの引き締め長期化観測が強まる

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Jul 16, 20261 min read
金価格が下落、原油高によるインフレ懸念でFRBの引き締め長期化観測が強まる

Summary

金価格が下落した。中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇が将来のインフレ懸念を煽り、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を長期にわたり高水準で維持するとの見方が強まったため。

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金価格が木曜日に下落した。中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の続伸がインフレ再燃への懸念を強め、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利をより長期にわたり高水準で維持するとの見方を後押しした。これによりドルが堅調に推移し、金利を生まない金の投資妙味が薄れた。

東部時間午後9時31分(GMT午前1時31分)時点で、金現物(XAU/USD)は0.59%安の1オンス=4,036.62ドル、金先物は0.24%安の4,042.10ドルで取引された。

原油高がインフレ懸念を再燃

米国がイラン関連の標的に対し5日連続で攻撃を実施するなど、中東での戦闘が激化したことを受け、原油価格は4営業日続伸した。主要な輸送路であるホルムズ海峡の供給途絶リスクが意識され、ブレント原油とWTI原油は共に上昇した。

エネルギーコストの上昇が将来的に広範なインフレに波及する可能性が懸念されており、これがFRBの金融緩和の余地を狭めるとの見方から金には圧力がかかっている。ANZのアナリストは、FRBが最近のエネルギー価格の上昇を一時的な供給ショックと見るか、より広範なインフレに波及する可能性のある事態と見るかが今後の鍵となると指摘している。

軟調な米物価指標は材料視されず

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今週発表された6月の米生産者物価指数(PPI)は、市場予想の横ばいに反して前月比で0.3%の予想外の低下を示した。これは、先に発表された軟調な消費者物価指数(CPI)に続くもので、米国内の物価圧力が緩和していることを示唆している。

通常であれば、こうしたインフレ鈍化の兆候はFRBへの利上げ圧力を後退させ、ドル安・金高につながる。しかし、市場参加者はこれらの過去のデータをほぼ無視し、原油高による将来のインフレリスクをより重視している。

FRB高官は慎重姿勢を維持

FRB高官からは慎重な発言が相次いでいる。ケビン・ウォルシュFRB議長は、物価上昇率を2%の目標に戻すというコミットメントを改めて表明。リサ・クック理事はインフレが高止まりすれば追加の金融政策措置を支持すると述べ、ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁は現行の金利水準がインフレを目標に戻す上で「良い位置にある」と発言した。

こうしたタカ派的な姿勢は、米国債利回りの上昇とドル高を支える要因となる。米国債利回りが上昇すると、利息を生まない金の保有に伴う機会費用が増大するため、金の魅力は相対的に低下する。また、ドル高は他通貨建てで金を購入する際の割高感につながる。

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