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フィーバーツリー株が4%高、ケプラーが投資判断を「買い」に引き上げ

高級ミキサー(割り材)飲料メーカー、フィーバーツリー・ドリンクス(LON:FEVR)の株価が15日のロンドン市場で急伸した。証券会社ケプラー・シュブルーが同社の投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げたことが材料視された。ケプラーは、最近の株価下落が魅力的な買い場を提供していると指摘している。
同日の取引で、フィーバーツリーの株価は一時4.2%高の828ペンスまで上昇し、約0.4%下落したFTSE中型株250指数を大幅にアウトパフォームした。
格上げの背景
ケプラー・シュブルーは、フィーバーツリーの目標株価を従来の900ペンスから910ペンスに引き上げた。これは参照価格から約14.5%の上昇余地を示唆するものだ。
格上げの主な理由として、同社がより力強い成長と収益性の段階に入りつつあることが挙げられている。特に米国事業は、提携先のモルソン・クアーズによる流通、販促、マーケティングの改善を背景に成長が加速しているという。ケプラーによると、米国のオフ・トレード(小売店)売上成長率は、2026年第1四半期の6%から、7-8月には16%に改善した。
また、これまで成長の足かせとなっていた英国市場も安定化。さらに、主力であるトニックウォーター以外の製品が売上高の32%を占めるまでに成長し、新たな収益源となっている点も評価された。
Ad収益見通しの改善
ケプラーは、フィーバーツリーの収益見通しの確度が高まっていると分析している。原材料コストのヘッジや、モルソン・クアーズとの利益保証契約が、EBITDA(利払い・税・償却前利益)の下振れリスクを抑制していると指摘した。
この分析に基づき、ケプラーはフィーバーツリーの業績予想を上方修正した。
- 調整後EBITDA予想: 2026年を5.8%、2027年を8.5%それぞれ引き上げ
- 調整後EPS(1株当たり利益)予想: 2026年を2.2%、2027年を11%それぞれ引き上げ
潤沢なフリーキャッシュフローは、配当や自社株買いを通じたさらなる株主還元を支える見込みだとしている。今回の格上げは、同社が売上高14%増、税引き前利益30%増という好調な上半期決算を発表した直後に行われた。また、先週には同社会長が約34万8000ポンド相当の自社株を取得したことが当局への届け出で明らかになっている。