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欧州ガス価格が続伸、中東の海上輸送リスクが供給懸念を増幅

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Jul 23, 20261 min read
欧州ガス価格が続伸、中東の海上輸送リスクが供給懸念を増幅

Summary

中東での船舶攻撃が継続し、液化天然ガス(LNG)の供給遅延懸念が高まる中、欧州の天然ガス指標価格が続伸した。冬を前にした貯蔵レベルの低迷も価格上昇圧力となっている。

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欧州の卸売天然ガス価格が木曜日に続伸した。中東における海上輸送路への攻撃が継続し、液化天然ガス(LNG)の供給に対する懸念が強まっていることが背景にある。

地政学的リスクが価格を押し上げ

欧州のガス価格の指標となるオランダのガス先物(期近物、TTF)は、1%上昇し1メガワット時(MWh)あたり63.15ユーロ近辺で取引され、3月下旬以来の高値圏で推移した。英国の同等契約も同様に約1%上昇した。

この価格上昇は、イランの支援を受けるイエメンのフーシ派による主要な輸送回廊での商船への新たな攻撃を受けたもの。これにより、ホルムズ海峡を通過するタンカーの動きがほぼ停止状態となり、ペルシャ湾からのLNG輸出の回復が遅れている。市場では、地政学的リスクプレミアムがエネルギー先物価格に強く織り込まれている。

低水準のガス貯蔵と需要増

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欧州にとって、今回の供給摩擦は冬の暖房シーズンに備えて地下貯蔵施設にガスを補充する重要な時期に発生している。現在の欧州域内のガス貯蔵レベルは貯蔵容量の約53%にとどまっており、これは過去5年間の季節平均を約15ポイント下回る水準だ。

さらに、南欧および中欧の一部を襲っている熱波により、冷房用のガス火力発電の需要が増加しており、供給の逼迫感を強めている。こうした状況下、欧州とアジアのバイヤー間で、特定の供給先が未定のLNGカーゴを巡る獲得競争が激化している。

市場の見通し

市場関係者は、中東経由の海上輸送が正常化する明確な兆候が見られるまで、欧州の天然ガス価格は高止まりすると予想している。世界的なLNG供給の柔軟性が試される中、欧州のエネルギー安全保障は引き続き不安定な状況に置かれている。

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