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シティグループ、英国の財政リスクを前にポンド高は失速する可能性を警告

Summary
シティのアナリストらは、イングランド銀行の次回の会合後に英ポンドが上昇したとしても、投資家の関心が10月の予算に関連する財政リスクに移るため、一時的なものにとどまる可能性があると指摘している。
シティグループの新たな分析によると、英国の10月予算発表を控え、重大な財政リスクが迫っているため、英ポンドの短期的な上昇は短命に終わる可能性が高い。同投資銀行は、イングランド銀行(BoE)の今後の政策決定によってポンドが一時的に支えられる可能性はあるものの、投資家は上昇局面を利用して下落リスクに備えるべきだと指摘している。
タカ派的な据え置きを予想
今週木曜日に開催されるイングランド銀行(BoE)の政策会合に注目が集まっている。シティ・エコノミクスは、政策担当者が6対3の賛成多数で金利を据え置くと予想している。市場は利上げをわずか5ベーシスポイントしか織り込んでいないため、金利は据え置かれるものの、政策引き締めへの準備を示す発言が伴う「タカ派的な据え置き」は、英国資産を外国人投資家にとってより魅力的なものにし、ポンドをわずかに押し上げる可能性がある。
シティグループの通貨ストラテジストは、ユーロ/ポンド相場が会合を前に弱気な動きを見せていることから、短期的にはポンド上昇の可能性が高まっていると指摘した。
財政面での逆風
Ad今後数週間、為替市場の注目は金融政策から英国の財政状況へと移ると予想される。シティグループは、10月28日に予定されている政府予算がポンドにとって重要なリスク要因になると警告している。
アナリストは、予算審議期間中の英国国債(ギルト債)の最近の下落が、政府の財政余力を制約する可能性があると指摘した。これに加え、今後の支出計画に関する不確実性が、来月の投資家の慎重姿勢を強める可能性がある。
ポンドの戦略的見通し
差し迫った財政懸念を踏まえ、シティグループは、今後数日から数週間のポンド高を、下落を見越したポジション構築の機会と捉えることを推奨している。イングランド銀行の見解では、市場の注目がイングランド銀行から財政政策へと移るにつれ、ポンドにとってのリスクは下振れ方向に偏るだろう。