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欧州天然ガス、利益確定売りで5カ月ぶり高値から反落 中東リスクは継続

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Aug 19, 20261 min read
欧州天然ガス、利益確定売りで5カ月ぶり高値から反落 中東リスクは継続

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欧州の天然ガス価格は、5営業日続伸し付けた5カ月ぶりの高値から反落した。中東の地政学的リスクを背景とした供給懸念は根強く、市場の脆弱性は依然として高い。

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欧州の天然ガス価格は水曜日、利益確定の売りに押され反落した。指標となるオランダのガス先物(TTF)期近物は、5営業日続伸して付けた2026年3月以来の5カ月ぶり高値から値を下げた。

利食い売りで急騰一服

指標となるオランダのTTF先物および英国の卸売ガス価格は、共に5カ月ぶりの高値水準から下落した。市場関係者によると、この動きは中東の地政学的リスクを背景とした1週間にわたる価格再評価の後、エネルギー関連のトレーディングデスクが利益確定売りを出したことによるものだという。

しかし、専門家はペルシャ湾における深刻な供給障害が続いているため、欧州エネルギー市場の下値は限定的であると指摘している。

供給懸念の背景

価格急騰の引き金となったのは、米国とイランの外交交渉が決裂し、中東情勢が緊迫化したことだ。これにより、世界の液化天然ガス(LNG)輸送量の5分の1が通過する海上交通の要衝、ホルムズ海峡の航行が停滞している。

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この影響でカタール産のLNGタンカーの航行が停止し、欧州の電力会社は逼迫した世界市場で、未契約のスポット玉を積極的に買い付けざるを得ない状況に追い込まれている。

低水準の貯蔵量と市場構造

供給面でのショックに拍車をかけているのが、暖房需要期を前にした欧州の貯蔵設備の構造的な不足である。ガス・インフラストラクチャー・ヨーロッパ(GIE)のデータによると、EU全体の地下ガス貯蔵施設の貯蔵率は稼働容量の60%強にとどまっている。

夏の猛暑による冷房需要の増加とLNGの納入遅延が重なり、貯蔵施設へのガス注入ペースが大幅に鈍化した。さらに、期近物の価格が期先物より高くなる「バックワーデーション(逆鞘)」の状態が続いており、トレーダーが高価なスポット玉を貯蔵するインセンティブを削いでいる。このフィードバックループが、冬を前にした欧州大陸の供給バッファーを脆弱なものにしている。

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