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フーシ派の攻撃で欧州ガス先物が高値圏に、供給懸念が再燃

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Jul 22, 20261 min read
フーシ派の攻撃で欧州ガス先物が高値圏に、供給懸念が再燃

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中東でのフーシ派による新たな海上攻撃を受け、欧州の天然ガス先物価格が数カ月ぶりの高値圏で推移している。冬場の燃料供給に対する懸念が強まっている。

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中東におけるフーシ派による新たな海上攻撃を受け、欧州の天然ガス卸売価格は数カ月ぶりの高値圏で推移している。エネルギー市場全体で地政学的リスクプレミアムが意識され、冬場の燃料供給に対する新たな懸念が浮上した。

地政学リスクが価格を押し上げ

欧州のガス価格の指標となるオランダの期近物は、一時3%上昇し、1メガワット時(MWh)あたり61.7ユーロ近辺で取引された。週初に60ユーロの大台を突破した後、3月下旬以来の高値水準を維持している。英国の卸売ガス価格も同様の動きを見せ、3%高の1サームあたり149ペンスとなり、数カ月ぶりの高値圏で底堅く推移した。

この価格上昇の背景には、イランの支援を受けるイエメンのフーシ派が、中東の主要な輸送回廊で商業エネルギー輸送船に対して新たな攻撃を開始したことがある。これは、同派がサウジアラビアに対する海上封鎖を宣言したことに続く動きであり、ホルムズ海峡付近で商船タンカーが炎上する事件から1週間も経たないうちに、海上輸送のリスクが一段と高まった形だ。

欧州の供給体制への不安

海上輸送への構造的な脅威は、脆弱な状況にある欧州のエネルギー供給にとって大きな懸念材料となっている。欧州の地下ガス貯蔵施設の現在の貯蔵レベルは容量の約53%にとどまっており、これは過去5年間の季節平均を約15パーセントポイント下回る水準だ。この状況下で、夏の熱波により冷房用の発電需要が高まり、ガス火力発電が増加しているため、供給への圧力が強まっている。

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高まるリスクに対応し、保険引受会社は戦争リスク保険料を引き上げ始めており、エネルギーの海上輸送コストをさらに押し上げる要因となっている。

マクロ経済への波及

天然ガス価格の高止まりは、欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定にも影響を及ぼしている。木曜日に金融政策会合を控える中、ユーロ圏のエネルギーコストの上昇は、インフレへの二次的波及を防ぎたい政策当局にとって難しい課題となる。

市場では、エネルギー価格の上昇がコアインフレ期待に波及するのを防ぐため、ECBがタカ派的な姿勢を維持するとの見方が強まっている。

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