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欧州ディーゼル利ざや、供給混乱で過去最高を更新

Summary
中東やロシアからの供給混乱が続く中、欧州のディーゼル精製マージンが過去最高値を更新した。世界的な需給逼迫が価格を押し上げている。
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欧州のディーゼル精製マージン(利ざや)が火曜日、過去最高値を更新した。中東やロシアからの供給混乱が市場の逼迫感を強め、精製事業者の収益性を示す指標を押し上げた。
記録的なマージン水準
市場データによると、低硫黄軽油先物はグリニッジ標準時16時27分時点で、ブレント原油先物に対し1バレルあたり76.08ドルのプレミアムで取引され、前日終値から2.69ドル上昇した。同日の取引時間中には一時76.42ドルに達し、新記録を樹立した。
このマージンは、原油からディーゼルなどの石油製品を精製する際の収益性を示す重要な指標であり、マージンの拡大は製品市場の供給が極めてタイトであることを示唆している。
世界的な供給懸念
価格高騰の背景には、中東からの輸出障害やロシアの製油所稼働を巡る問題が続いていることがある。市場の逼迫は欧州に限らない。米国でもディーゼルのクラックスプレッド(精製マージンの指標)が月曜日に1バレルあたり102.20ドルと過去最高を記録した。
Adイランやウクライナの紛争に起因する世界的な供給混乱が、農業部門の需要期と重なったことが、需給をさらに引き締める要因となっている。
中国の輸出動向
一方、需給緩和の可能性を秘める材料として中国の動向が注目される。火曜日に発表された税関データによると、中国の7月の石油製品輸出は前年同月比で12.9%減少したが、前月比では6.7%増加した。
特にディーゼル輸出は、輸出規制の緩和を受けて前月比で88%増の81万トンに急増し、前年同月の水準に回復した。これは前年の月間平均を約50%上回る水準であり、アジア市場への供給増加につながる可能性がある。