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米国株先物、ダウは下落 FRBの利上げ観測と原油高が重し

レイバーデーの祝日明けの米国株式市場で、株価指数先物はまちまちの動きとなっている。原油価格の急騰と米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測がインフレ懸念を再燃させ、ダウ工業株30種平均の先物が特に売り優勢となっている。
利上げ観測の再燃
市場の警戒感の背景には、祝日前に発表された予想以上に強い8月の米雇用統計がある。同統計で非農業部門雇用者数が16万2000人増と市場予想を上回り、失業率も4.1%で横ばいとなったことから、FRBが金融引き締めを継続するとの見方が強まった。
CMEグループのFedWatchツールによると、市場が織り込む9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25ポイント利上げの確率は、雇用統計発表前の49%から約60%まで上昇している。これを受け、UBSは最新リポートで、従来予想していた年内の金利据え置きから方針を転換し、9月と12月に2回の利上げが行われるとの見通しを示した。
原油高がインフレ懸念を増幅
インフレ懸念をさらに強めているのが原油価格の高騰だ。米国とイランの対立激化や、ホルムズ海峡を経由するエネルギー供給への懸念から、ブレント原油先物は1バレル97ドル近辺で取引されている。
Adエネルギー価格の上昇は、FRBが金融引き締め継続の是非を判断する重要な局面でインフレ圧力を高める可能性があり、政策決定をより複雑にする要因として市場に意識されている。
今後の注目点
投資家の関心は、今週発表される一連のインフレ関連指標に移っている。木曜日に生産者物価指数(PPI)、金曜日に消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、これらの結果がFRBの9月の政策判断を左右する重要な材料となる。
なお、先週金曜日の米国株式市場は、ダウ平均が0.5%安、S&P500種指数が0.4%安となるなど、主要3指数がそろって下落して取引を終えていた。米国東部時間6日午後9時過ぎの時点で、ダウ先物は0.6%安、S&P500先物は0.1%安で推移する一方、ナスダック100先物は0.3%高となっている。