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英AI新興CuspAI、4.5億ドル調達 政府やベゾス氏も出資、新素材開発を加速

英国を拠点とするAIスタートアップのCuspAIは20日、シリーズBの資金調達ラウンドで4億5000万ドル(約710億円)を調達したと発表した。このラウンドにより、同社の企業価値評価は26億ドルに達した。
著名投資家が支援する資金調達
今回の資金調達は、Kleiner PerkinsとNEAが主導した。新規投資家として、英国の政府系ファンドであるSovereign AI Venture Fundや、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏の投資会社Bezos Expeditionsが参加したことが注目される。
その他、Glade Brook Capital Partners、Lux Capital、AMD Ventures、オランダのInvest-NLなども新たに出資者に名を連ねている。調達した資金は、米国、アジア太平洋、欧州での事業拡大に充てられる計画だ。
AIによる「素材のボトルネック」解消へ
CuspAIは、AIを活用して画期的な新素材を発見することを目指している。同社は、半導体、クリーンエネルギー、先端製造業といった重要産業の進歩が「まだ存在しない素材」によって制約されている「素材のボトルネック」に直面していると指摘する。
Ad共同創業者のチャド・エドワーズ氏とマックス・ウェリング氏は、「もし我々が迅速に進歩しなければ、今後50年間の産業の進歩は、世界がまだ存在しない材料を必要としているという一つの課題によって制約されるだろう」とブログ投稿で述べている。同社のAIプラットフォーム「MIRA」は、生成的な材料設計からシミュレーション、合成ルート計画、実験的検証まで、発見の全サイクルを可能にするという。
業界連携と体制強化
CuspAIは資金調達と並行して、業界横断の連合体「AI Materials Foundry」の発足も発表した。この連合体には、半導体設計大手のNvidiaやSNS大手のMetaを含む45社以上が参加し、新素材開発に必要な計算資源を結集させる。
また、同社は経営体制も強化している。元AppleおよびGoogleの幹部であるジョン・ジャナンドレア氏を迎え入れ、米国での事業立ち上げを推進。さらに、AMDの取締役であるアビ・タルワルカー氏や、現代AIのパイオニアであるヤン・ルカン氏、ジェフリー・ヒントン氏らが諮問委員会に加わった。