
アジア通貨、中東情勢の緊迫化で軟調 安全資産のドルは1週間ぶり高値圏
中東の地政学的リスクの高まりを受け、投資家が安全資産である米ドルに資金を移す中、アジアの各通貨は火曜日の取引で下落した。原油価格の上昇も、域内のエネルギー輸入国の通貨にとって重しとなっている。
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中東の地政学的リスクの高まりを受け、投資家が安全資産である米ドルに資金を移す中、アジアの各通貨は火曜日の取引で下落した。原油価格の上昇も、域内のエネルギー輸入国の通貨にとって重しとなっている。

火曜日のニューヨークカットで、ユーロドルやドル円などの主要通貨ペアで大規模なFXオプションが満期を迎える。特にドル円では31億8000万ドル相当のオプションが163.45円に集中しており、同水準を巡る攻防が注目される。

ロシア中央銀行は、2026年上半期に金準備高が43.5トン減少したと発表した。7月初旬時点の保有量は2,282トン、評価額は2,990億ドルとなっている。

カナダの6月のインフレ率が鈍化したことを受け、カナダ銀行による追加利上げ観測が後退。為替市場ではカナダドルが米ドルに対して下落し、原油安も重しとなった。

ゴールドマン・サックスは、トルコがインフレ抑制よりも対外収支の安定化を優先し、より速いペースでのリラ安を容認する政策に転換するとの見方を示した。同行は、リラの対ドル下落率が年率で20%台半ばになると予測している。

インド準備銀行(RBI)がルピー安対策として導入した非居住インド人向けの外貨預金優遇制度が、金曜日までに174億ドルの資金流入を記録した。高止まりする原油価格を背景に、通貨防衛を目的とした政策の効果が示された形だ。

インド準備銀行(RBI)は、ルピー安と国際収支の悪化に対応するため6月に導入した一連の外為措置により、207億ドルの外貨を確保したと発表した。非居住者向け外貨預金(FCNR)のスワップ制度などが資金流入を牽引した。

週明けの外国為替市場で英ポンドは対ドルで小幅に上昇した。しかし、中東の地政学リスクを背景とした原油価格の急騰が安全資産としてのドル買いを誘い、ポンドの上値は限定的となっている。

中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰を受け、インドルピーは対ドルで2カ月ぶりの安値水準に下落した。インド準備銀行(RBI)による介入観測が、ルピーの下げ幅を限定的にした。