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BMW、26年上半期の世界販売台数4.2%減 中国市場の不振が響く

Summary
ドイツの自動車大手BMWが発表した2026年上半期の世界販売台数は、中国での2桁減が欧米での成長を相殺し、前年同期比で4.2%減少した。MINIブランドは好調だったが、主力のBMWブランドが落ち込んだ。
ドイツの自動車大手BMWグループが発表した2026年上半期(1〜6月期)の世界販売台数は、前年同期比4.2%減の115万6,742台となった。欧州および米国市場での販売は堅調に推移したものの、最重要市場の一つである中国での大幅な落ち込みを補うには至らなかった。
第2四半期(4〜6月期)単独では、販売台数は前年同期比4.9%減の59万962台だった。
地域別の販売動向:中国市場の失速が鮮明に
上半期における販売実績の地域差が顕著となった。特に中国市場の減速が全体の数字を押し下げる主な要因となったことが、同社の発表で明らかになった。
- 中国: 上半期の販売台数は20.4%減の26万1,773台。特に第2四半期は30.2%減の11万7,815台と、落ち込みが加速した。
- 欧州: 上半期は5.4%増の49万6,651台と好調を維持。本国ドイツでは10.2%増の14万9,135台を記録した。
- 米国: 上半期は3.9%増の20万661台となり、BMWブランドは米国市場全体を上回る成長を達成したと同社は説明している。
ブランド・車種別の業績
Adグループ内のブランド別で見ると、明暗が分かれる結果となった。主力のBMWブランドが約100万台(6.2%減)と苦戦した一方、MINIブランドは6四半期連続の成長を記録し、上半期で14万9,538台(11.7%増)を販売した。MINIの成長は、特に完全電気自動車(BEV)モデルへの強い需要が牽引したという。
BEVにプラグインハイブリッド車(PHEV)を加えた電動化車両全体の販売台数は、上半期で前年同期比7.4%減の29万5,407台だった。しかし、第2四半期のBEV販売台数(BMWおよびMINI)は、新型「BMW iX3」の納車開始などが寄与し、5.2%増の11万6,807台と増加に転じている。
市場への影響と今後の見通し
今回の販売実績は、世界的な自動車メーカーが特定市場、特に中国経済の動向に大きく依存しているというリスクを浮き彫りにした。投資家は今後、BMWが中国での販売不振をいかに立て直し、欧米での成長モメンタムを維持できるかを注視することになる。
BMW AGの顧客・ブランド・販売担当取締役であるヨッヘン・ゴラー氏は声明で、「世界的な課題にもかかわらず、米国と欧州では好調な販売実績を達成した」とコメント。次世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ」への期待感も示している。同社は、6月下旬に米国で発表された新型「BMW X5」が世界的な販売の勢いを生み出すと期待している。