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バークレイズ、決算期を前にソフトウェアセクターの有望銘柄を発表

Summary
バークレイズは、間近に迫った決算発表シーズンを前に、米国のソフトウェアセクターにおける有望銘柄を特定したレポートを公表しました。特にクラウドフレアやバロニスを好意的に評価する一方、一部銘柄には慎重な見方を示しています。
英金融大手バークレイズは、米国のソフトウェアセクターに関する最新の分析レポートを発表し、決算シーズンを前に特に有望視する銘柄を明らかにしました。同行はサイバーセキュリティ、設計、特定業種向けソフトウェア企業14社を分析し、3銘柄にポジティブな見方を示すとともに、2銘柄については注意深く見守る必要があると指摘しています。
有望銘柄として3社を推奨
バークレイズが最も好ましい状況にあると評価したのは、コンテンツ配信ネットワーク大手のクラウドフレア(Cloudflare)です。非人間によるトラフィックがリクエスト量を押し上げており、これが遅れて収益に貢献すると分析。同社のリバースプロキシにおけるシェアは約24%に達し、加速していると指摘しています。第2四半期については、現在の残存履行義務(cRPO)が約31%、売上高が約30%増加すると予想しています。
データセキュリティのバロニス・システムズ(Varonis Systems)も有望視されています。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)の年間経常収益(ARR)が予想を上回る余地があり、下半期には比較対象となる前年同期のハードルが下がるため、2026年度のARR見通し達成に貢献すると見ています。2027年度にかけてARRの成長が加速する可能性があり、魅力的な状況にあると評価しています。
このほか、CCCインテリジェント・ソリューションズ(CCC Intelligent Solutions)についても、業界の保険金請求件数の逆風が正常化に向かっていることや、大口顧客2社との契約が下半期の収益に貢献することを理由に、ポジティブな見通しを示しました。
一方で注視が必要な銘柄も
Adバークレイズは、一部の銘柄については慎重な見方が必要だとしています。サイバーセキュリティの老舗チェック・ポイント・ソフトウェア(Check Point Software)については、株価を動かす材料が現れるまでにはまだ数四半期かかる可能性があると指摘。市場投入戦略の混乱などが第2四半期の請求額の重しとなり、第3四半期は特に前年同期比での比較が厳しい状況です。
脆弱性管理のテナブル・ホールディングス(Tenable Holdings)に関しても、注意を促しています。バークレイズは、現在の請求額と売上高の前年同期比7%増という自社の予想は達成可能だとしつつも、同社の株価が当四半期に85%も上昇(ソフトウェアETFのIGVは9%上昇)していることを指摘。予想をわずかに上回る程度の決算では、株価の更なる上昇には不十分ではないかと疑問を呈しています。
市場への示唆
バークレイズの分析は、ソフトウェアセクター内でも投資家の選別姿勢が強まっていることを示唆しています。AI関連の成長機会や市場シェアの拡大といった明確な成長ドライバーを持つ企業が評価される一方、短期的な触媒に欠けたり、株価が先行して上昇しすぎたりした銘柄への警戒感も見て取れます。決算シーズンを迎え、投資家は各社の業績と今後の見通しをより注意深く吟味することになるでしょう。