
欧州小麦先物、黒海リスク織り込み済みで反落
28日の欧州小麦先物相場は反落した。ウクライナによるドローン攻撃を受けロシアがアゾフ海の航行を制限しているものの、市場は黒海地域の供給寸断リスクを既に織り込み済みとみている。

28日の欧州小麦先物相場は反落した。ウクライナによるドローン攻撃を受けロシアがアゾフ海の航行を制限しているものの、市場は黒海地域の供給寸断リスクを既に織り込み済みとみている。

週明け27日の原油先物市場は大幅に下落し、1週間超ぶりの安値を付けた。米国がイランへの空爆を一時停止したことで外交的解決への期待が高まり、中東の地政学リスクが後退したことが背景にある。

関係筋によると、中国はイエメンの武装組織フーシ派と直接協議し、紅海を航行する自国タンカーの安全確保を求めている。フーシ派によるサウジアラビア港湾への封鎖宣言を受け、原油の安定供給維持を目指す動きとみられる。

火曜日の原油先物市場は、米国とイランの対立が緩和するとの期待から供給懸念が後退し、約5%急落して2週間ぶりの安値を付けた。

乾貨物船の国際運賃を示すバルチック海運指数が、全船型の運賃下落により3週間超ぶりの安値を付けた。中国の鉄鋼生産抑制による需要減退が、特に大型船の運賃を押し下げた。

シカゴの小麦先物は、直近の2年ぶり高値を受けた利益確定売りで下落して始まる見通し。一方、黒海地域での供給不安が根強く、下げ幅は限定的となる可能性がある。

米国農務省(USDA)がトウモロコシの作柄評価を市場予想以上に引き下げたことを受け、シカゴ市場のトウモロコシ先物価格が上昇した。中西部の天候不順による供給懸念が背景にある。

シカゴ商品取引所(CBOT)の大豆先物は火曜日、前日からの売り圧力と原油価格の下落を受けて続落した。しかし、米国産大豆の作柄悪化や旺盛な輸出需要が相場の下値を支えた。

金スポット価格は心理的節目である4000ドルを試す展開となっている。FRBのタカ派姿勢が上値を抑える一方、各国中央銀行の旺盛な買いが下支えする綱引き相場が続く。