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欧州小麦先物、黒海リスク織り込み済みで反落

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28日の欧州小麦先物相場は反落した。ウクライナによるドローン攻撃を受けロシアがアゾフ海の航行を制限しているものの、市場は黒海地域の供給寸断リスクを既に織り込み済みとみている。
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欧州の小麦先物相場は28日、反落して引けた。ウクライナのドローン攻撃を受けてロシアが黒海地域の主要な輸送ルートの航行を制限しているものの、市場関係者の間では、地政学的リスクによる供給寸断の懸念は既に価格に織り込まれているとの見方が広がった。
パリを拠点とするユーロネクストの製粉用小麦9月限は、前日比0.6%安の1トン=228ユーロ(約259.78ドル)で取引を終えた。
緊迫化する黒海情勢
世界最大の小麦輸出国であるロシアは今月、ウクライナのドローンがロシアの穀物船を攻撃したことを受け、アゾフ海経由の船舶航行を制限した。この航路はロシアの穀物輸出全体の約25%を占める重要なルートであり、市場では軍事目標を対象とした攻撃が穀物輸送に波及することへの懸念が高まっていた。
黒海地域の穀物コンサルタント大手SovEconは、アゾフ海の航行が今後数週間で正常化する可能性は低いと分析。ただし、シーズン後半にかけてある程度の回復は可能だとの見方も示している。
Ad市場はリスクを消化
こうした供給リスクは既に相場に反映されていると市場は判断し、当日は売りが優勢となった。投資家は、ワシントンで開かれる米・ウクライナ首脳会談で、黒海経由の安全な穀物輸出に関する何らかの声明が出るかどうかも注視している。
目先では黒海情勢の不透明感が続くものの、リスクが顕在化してから一定期間が経過したことで、市場は新たな材料を待つ展開となっている。