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原油価格が1週間ぶり安値、米国の対イラン攻撃停止で地政学リスク後退

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Jul 28, 20261 min read
原油価格が1週間ぶり安値、米国の対イラン攻撃停止で地政学リスク後退

Summary

週明け27日の原油先物市場は大幅に下落し、1週間超ぶりの安値を付けた。米国がイランへの空爆を一時停止したことで外交的解決への期待が高まり、中東の地政学リスクが後退したことが背景にある。

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週明け27日のニューヨーク原油先物市場は大幅に反落し、主要な指標価格は約1週間ぶりの安値で取引を終えた。米国が週末にイランに対する空爆作戦を一時停止したことで、外交的解決への期待が広がり、中東の地政学リスクが緩和されたことが売り材料となった。

地政学リスクの後退が価格を圧迫

国際的な指標である北海ブレント原油先物は、前週末比$8.42(8.7%)安の1バレル=$88.36で引け、7月17日以来の安値を記録した。米国産WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物も$6.70(7.5%)安の$82.61で取引を終え、同様に7月17日以来の安値となった。

ロイター通信によると、米国のマイク・ウォルツ国連大使は、トランプ大統領が外交交渉の時間を確保するため、攻撃の一時停止を決定したと述べた。トランプ大統領自身も27日、イランと「良好な協議」を行っていると発言し、合意の可能性に言及したが、外交が失敗した場合は「強力な軍事行動」も辞さない構えを見せている。

供給の物理的な制約は継続

市場では緊張緩和を好感する動きが広がったものの、アナリストからは慎重な見方も出ている。PVMのアナリスト、ジョン・エバンス氏は「軍事攻撃の一時停止は改善に見えるかもしれないが、すぐに石油が同地域から流出する保証は何もない」と指摘し、市場の楽観論に警鐘を鳴らした。

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実際に、物理的な石油の流れは依然として大きく制約されている。主要な輸送ルートであるホルムズ海峡の状況は以下の通りだ。

  • ケイプラー(Kpler)社の海運データによると、週末にホルムズ海峡を通過した商品輸送船は1日あたり10隻未満だった。
  • SEBリサーチのアナリストは、現在の流量が紛争前の日量約2,000万バレルに対し、「平時の15%程度にまで落ち込んでいる」と分析している。

ブローカーであるストーンXのエネルギー市場戦略担当ディレクター、アレックス・ホデス氏も「輸送量は依然として大幅に落ち込んでいる」と述べ、政治的な休戦が直ちに供給増につながるわけではないとの見方を示した。

市場の今後の見通し

米・イラン間の非公式な停戦を巡る報道に市場が敏感に反応し、今後もボラティリティの高い展開が続くとみられる。イエメンのフーシ派によるサウジアラビアの石油関連施設への攻撃が続くなど、緊張の火種は依然としてくすぶっており、投資家は中東情勢のヘッドラインを注意深く見守る必要がある。

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