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アストンマーティン、資産担保に追加融資を模索か=ブルームバーグ報道

Summary
英高級車メーカーのアストンマーティンが、手元資金強化のため自社資産を担保とした追加の資金調達を検討していると報じられた。この動きは、既存債権者の地位を不利にする可能性があり、懸念が広がっている。
英高級車メーカーのアストンマーティン・ラゴンダ・グローバル・ホールディングスが、キャッシュポジションを強化するため、追加の資金調達に向けて協議を行っていることが明らかになった。ブルームバーグが関係者の話として報じたもので、ブラックロック傘下のHPSインベストメント・パートナーズなどのファンドと交渉しているという。
資産を活用した新たな資金調達
報道によると、今回の資金調達はアストンマーティンの資産を担保とするもので、既存の債権者がアクセスできないように資産を切り出す「ドロップダウン」と呼ばれる手法が用いられる可能性がある。この手法は、新たな貸し手に高い優先順位を与える一方で、既存の債権者の担保価値を低下させるリスクがある。
同社は製品の発売遅延、品質問題、中国での需要低迷、米国の関税などの課題に直面しており、これまでも株式発行などで資金繰りに対処してきた。法律事務所のシンプソン・サッチャーが同社に助言していると伝えられている。
既存債権者からの反発
Adこの動きに対し、既存の債権者からは懸念の声が上がっている。アリーニ・キャピタル・マネジメント、ブラックロック、スカルプター・キャピタル・マネジメントなどが率いる債権者グループは、結束して対応を協議している模様だ。
同グループは、アストンマーティンが社債の契約条項を利用して追加融資を確保し、結果として自分たちの立場が劣後したり、不利になったりすることを警戒している。債権者側は、法律事務所のエイキン・ガンプと投資銀行のジェフリーズ・ファイナンシャル・グループから助言を受けているという。
これまでの財務状況
アストンマーティンは財務基盤の強化が急務となっている。今年4月には、一部の株主からキャッシュバッファーを厚くするため、5000万ポンド(約6750万ドル)の負債による資金提供を受けたことを明らかにしていた。今回の追加融資の模索は、同社が依然として厳しい財務状況にあることを示唆している。