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アジア通貨安、ドル上昇 FRB利上げ観測で 円は7カ月ぶり高値圏を維持

14日のアジア外国為替市場で、米連邦準備制度理事会(FRB)による今週の利上げ観測が強まったことを受け、米ドルに対してアジアの主要通貨が下落した。一方、日本銀行による金融引き締めへの期待から円は底堅く推移し、約7カ月ぶりの高値圏を維持した。
ドル高の背景:FRBの利上げ観測が強まる
8月の米消費者物価指数(CPI)が加速したことを受け、市場ではFRBが今週の会合で利上げに踏み切るとの見方が優勢となっている。CME FedWatchツールによると、市場が織り込む9月16日の会合での利上げ確率は86%に達した。
この観測を背景にドルは買われ、主要6通貨に対するドルの動きを示すドルインデックスは0.2%上昇し99.35近辺で推移。米国の長期金利も上昇し、10年物国債利回りは約4.97%で取引された。
円は7カ月ぶり高値圏、日銀の政策会合に注目
他のアジア通貨が売られる中、円は独自の動きを見せている。市場では、日銀が今週金曜日の金融政策決定会合で25ベーシスポイントの追加利上げを決定するとの見方がほぼ完全に織り込まれており、円相場を支えている。
Adドル円相場は1ドル=154.03円へと0.3%円安・ドル高に振れたものの、先週記録した2月以来の円高水準である152.89円に近いレベルを維持した。今月の円の上昇率は約4%に達しており、投機筋のポジションは2月以来初めて円の買い越しに転じた。市場の焦点は、利上げそのものよりも、その後の引き締めのペースに関する日銀のガイダンス(指針)に移っている。
アジア通貨は全面安、主要中銀ウィークへ
ドル高の影響はアジア全域に及んだ。主な通貨の動きは以下の通り。
- 豪ドルは米ドルに対し0.4%下落し、1豪ドル=1.3991米ドル。
- ニュージーランドドルは0.5%安の1NZドル=0.5782米ドル。
- 韓国ウォンは0.25%安の1ドル=1,344.86ウォン。
- シンガポールドルは0.16%高の1ドル=1.2691シンガポールドル。
今週は水曜日のFRBを皮切りに、木曜日にイングランド銀行、金曜日に日銀と、主要中央銀行の金融政策会合が相次ぐ。各中銀の決定と、原油高がインフレに与える影響についての見解が、年末に向けた為替市場の方向性を決定づける重要な要因となるだろう。