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アジア通貨下落、日銀・FRB会合控え円は反落

Summary
今週に予定される日米の中央銀行会合を前に、ドルが上昇しアジア通貨は全般に下落した。市場の注目は、利上げそのものよりも、将来の引き締めペースに関する金融当局の指針に集まっている。
今週に控える日本銀行と米連邦準備理事会(FRB)の金融政策決定会合を前に、外国為替市場ではドルが堅調に推移し、円やその他アジア通貨が下落した。円は先週付けた7カ月ぶりの高値から反落しており、市場は神経質な展開となっている。
FRBと日銀の政策会合に高まる警戒感
米ドルインデックスは99.60近辺まで上昇し、約2週間ぶりの高値をうかがう展開となった。背景には、原油価格の上昇と米国債利回りの上昇があり、FRBが利上げを再開するとの観測を強めている。
CME FedWatchツールによると、市場は今週の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げをほぼ確実視しており、その確率は約93%と織り込まれている。利上げ自体はすでに市場価格に反映されているため、投資家の関心はFRBが追加引き締めの可能性を示唆するかどうかに移っている。
一方、円相場は1ドル=154.70円台まで円安が進行し、先週記録した7カ月ぶりの高値(152.89円)からさらに遠ざかった。市場では金曜日に日銀が25ベーシスポイントの利上げに踏み切るとの見方が大勢だが、焦点はその後の利上げペースに関する日銀のガイダンス(指針)となる。
Adアジア通貨は全面安、原油高も重しに
エネルギー価格の上昇は、原油輸入国の通貨にとって重しとなる。この影響を受け、アジア地域の通貨は対ドルで軒並み下落した。
- 韓国ウォン: 対ドルで0.6%下落し、1ドル=1,354.84ウォン。
- 豪ドル: 1豪ドル=約0.7120ドルで推移。
- ニュージーランドドル: 1NZドル=約0.5756ドルに下落。
- インドネシアルピア: 対ドルで0.2%下落し、1ドル=17,682.5ルピア。
インドネシアではプラボウォ・スビアント大統領が財務大臣を交代させたと報じられたが、DBS銀行のシニアエコノミスト、ラディカ・ラオ氏は、財政の信頼性が債券市場と通貨を支え、市場の初期反応は建設的になるはずだと指摘している。ただし、ドル高がルピアの上値を抑えるとの見方も示した。