Story

アップルに「スーパーサイクル」の期待、中国AI解禁や新リースが追い風

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Jul 28, 20261 min read
アップルに「スーパーサイクル」の期待、中国AI解禁や新リースが追い風

Summary

アップルのAI機能の中国展開、新型リースプログラムの開始、Siriの機能刷新という3つの要因が重なり、アナリストはiPhoneの複数年にわたる大規模な買い替えサイクルを予測している。

Text size
Background

アップル(AAPL)を巡り、複数の強気材料が同時に発生し、iPhoneの新たな大型買い替えサイクルへの期待がウォール街で高まっている。同社のAI機能「Apple Intelligence」の中国市場での承認、新型リースプログラムの開始、そして次世代Siriの搭載が重なり、複数年にわたる成長の追い風になると見られている。

買い替えを促す3つのカタリスト

これまで、AI機能だけでは消費者がスマートフォンを買い替える動機付けに弱いとの見方があった。しかし、最近の3つの進展がこの懐疑論を覆しつつある。

  • 中国市場のAI解禁: 最大の成長市場である中国で「Apple Intelligence」が規制当局に登録され、BaiduやAlibabaのAIモデルを統合して提供されることが決まった。AI機能の本格展開を前に、中国での第2四半期のiPhone出荷台数はすでに前年同期比24.4%増を記録しており、10億人以上の潜在的な買い替え需要が期待される。
  • リースプログラムによるサイクル短縮: 7月28日に開始された新しいリースプログラム「Apple Upgrade」は、買い替えサイクルを現在の平均3〜4年から2年へと短縮させる可能性がある。KB証券のアナリストは、これだけで年間1000万台の追加需要が生まれ、2027年までに全世界の出荷台数が2億6000万台に達すると予測している。
  • 「エージェント機能を持つSiri」: HSBCは、特にアプリを横断して操作できる次世代Siriを評価し、投資判断を「ホールド」から「買い」へ引き上げた。これは単なるテキスト要約機能とは質的に異なり、旧型iPhoneを時代遅れに感じさせるほどの革新的な機能だと見なされている。
Sample IUX Markets – In-articleAd

アナリストの強気な見通し

これらの要因を背景に、複数の金融機関がアップルの業績見通しを引き上げている。HSBCは、2026年度のiPhone売上高が約21%、2027年度にはさらに11.6%増加すると予測。同社は2027〜28年度の売上高予測を7〜9%、iPhoneの出荷台数予測を11〜13%上方修正した。

一方で、バークレイズなどは、過去のAI機能が期待外れに終わったことや、製品価格の値上げが利益率を圧迫する可能性、規制当局による独占禁止法を巡るリスクなどを懸念材料として挙げている。市場の次の注目点は、7月30日の決算発表で示されるiPhoneの販売ガイダンスや、新しいリースプログラムの初期動向に関する経営陣のコメントとなる。

Back to latest news

LATEST