Story
アンドゥリル、米空軍から最大8500万ドルの航空宇宙設計契約を受注

Summary
米国の防衛技術スタートアップ、アンドゥリル・インダストリーズが、米空軍から航空宇宙システムの設計研究に関する大型契約を獲得した。契約総額は最大8500万ドルで、期間は10年間に及ぶ。
Text size
Background
米国の防衛技術企業アンドゥリル・インダストリーズは、米空軍から航空宇宙システムの設計研究を目的とした、最大8500万ドルにのぼる契約を受注した。この契約は10年間の長期にわたるもので、次世代の防衛技術開発における同社の役割が拡大することを示す。
契約の詳細
今回締結されたのは、必要な製品やサービスを期間内に不定期・不定量で発注する「IDIQ契約(Indefinite Delivery/Indefinite Quantity)」。契約の目的は、「VOLARE」として知られる航空宇宙システム向けのデジタル統合設計手法の研究を推進することにある。
具体的には、以下の分野の研究開発に資金が提供される。
- 機体システム設計製品の開発
- 熱管理システムの設計手法
Ad契約本体への直接的な資金拠出は当初行われないが、最初のタスクオーダーに対しては、2026年度の研究開発予算から5万ドルが初期資金として割り当てられた。
背景と今後の見通し
この契約は、オハイオ州のライト・パターソン空軍基地にある空軍研究所が入札を主導した。8件の応札があった競争入札を経て、アンドゥリルが選定された。研究開発作業は同州デイトンで行われ、2036年9月17日までに完了する予定だ。
アンドゥリルは、AIや自律システムなどの先端技術を国防分野に活用することで知られる新興企業。今回の大型契約は、米国防総省が伝統的な大手防衛企業だけでなく、革新的な技術を持つスタートアップとの連携を強化し、防衛装備品の開発プロセスを近代化しようとする姿勢を反映している。