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アルテラ、AI・ロボット需要で年率20%成長に回帰 CEOが表明

Summary
インテルからスピンオフした半導体メーカーのアルテラが、AIやロボット工学からの需要を追い風に年間約20%の成長軌道に復帰した。ラギブ・フセインCEOがロイターとのインタビューで明らかにしたもので、将来的な株式公開も視野に入れている。
インテルからスピンオフしたプログラマブルチップメーカーのアルテラが、AI(人工知能)とロボット工学分野からの旺盛な需要を背景に、年間約20%の成長軌道に復帰したことが明らかになった。同社のラギブ・フセイン最高経営責任者(CEO)がロイター通信とのインタビューで語ったもので、将来的な株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。
AI需要が追い風、急成長軌道へ
フセインCEOによると、同社は昨年20%超の成長を遂げ、今年も20%台半ばの成長を見込んでいる。また、営業利益は2倍以上に増加しているという。非公開企業であるため具体的な数値は開示されていない。
アルテラは昨年9月、インテルが株式の51%を投資会社シルバーレイクに44.6億ドルで売却し、完全に独立した。この取引により、アルテラの評価額は87.5億ドルとなり、インテルは現在も49%の株式を保有している。2024年のアルテラの売上高は15億ドルと、2023年の29億ドルから大幅に減少していた。これは、AI向けGPUへの需要集中や、競合であるAMD傘下のザイリンクスに市場シェアを奪われたことが一因だった。
FPGAを「神経系」と位置付け
フセインCEOは、アルテラが製造する「FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)」を、AIやロボット市場における成長の核と位置付けている。同氏は、GPUを「頭脳」に例え、FPGAをデータの前処理やセンサー情報の統合を担う「神経系」と表現した。
Adこの戦略に基づき、同氏はロボット1台あたり100ドルから数百ドル相当のFPGAが搭載されることで、今後10年間で「1000億ドルから数千億ドル」規模の市場が創出される可能性があると予測している。
独立後の事業基盤を強化
独立後の事業遂行能力も向上しており、フセインCEOは具体的な成果を挙げている。
- 昨年1年間で6つの新しい半導体の試作品を完成
- インテルとの移行サービス契約を125件から15件に大幅削減
- 中〜高価格帯のプログラマブルチップ向けに、新型メモリ「DDR5」を本格生産する唯一のサプライヤー
- メモリの在庫を確保し、現在の品不足の影響を回避
製造面では、インテルのファウンドリサービスと台湾積体電路製造(TSMC)の両方を活用するデュアルソース戦略を採っている。フセインCEOは、TSMCの2ナノメートルおよび3ナノメートル技術を用いた製品開発も進めていることを明らかにした。