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Stifelの強気評価を受けアビオニクス・ファーマ株が急騰、目標株価は400%高水準

Summary
フランスのバイオテクノロジー企業アビオニクス・ファーマの株価が急伸。投資銀行スティフェルが、同社の治験薬候補が持つ大きな潜在性を理由に、投資判断「買い」、現行株価の約4倍となる目標株価でカバレッジを開始したことが好感された。
フランスのバイオテクノロジー企業アビオニクス・ファーマ(Euronext: ABNX)の株価は、17日の取引で6.8%上昇し、1.818ユーロに達した。投資銀行スティフェルが同社のカバレッジを投資判断「買い」、目標株価8.50ユーロで開始したことが材料視された。
Stifelによる高い潜在性の評価
スティフェルが設定した目標株価8.50ユーロは、前日終値の1.70ユーロから約400%の上昇余地があることを示唆している。同行はアビオニクス社について、「短期的な希少疾病治療薬としての機会に加え、敗血症治療薬としてブロックバスター級の成長ポテンシャルを秘めている」と評価した。
この評価の背景には、同社が開発する主要な治験薬候補「CER-001」がある。CER-001は現在、以下の2つの適応症を対象に開発が進められている。
- 敗血症: 感染症に対する生命を脅かす可能性のある反応。
- LCAT欠損症: 承認された治療法が存在しない極めて稀な疾患。
開発のタイムラインと財務状況
Ad今後のマイルストーンとして、敗血症を対象とした第2b相臨床試験が今年の第4四半期に開始される予定であり、初期データは2028年上半期に得られる見込みだ。また、LCAT欠損症については2028年中の販売承認申請を目指している。
同社は8月下旬の発表で、2026年6月30日時点の連結現金及び現金同等物が2,690万ユーロであり、2028年末までの財務的見通しが確保されていることを報告していた。これにより、短期的な資金繰りに対する投資家の懸念はすでに後退していた。
市場の反応と背景
この日の株価上昇は、米国主要株価指数が軒並み上昇するなど、市場全体がリスクオン地合いであったことも追い風となった。アビオニクス社の株価は52週安値(1.66ユーロ)近辺で推移していたため、今回のポジティブなニュースに特に敏感に反応した形だ。同社は9月24日に2026年半期決算の発表を控えている。