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ワークデイ株が上昇、シルバーレイクの買収観測と好業績が支え

Summary
人事・財務管理ソフト大手のワークデイの株価が、市場全体の下落に逆行して上昇。プライベートエクイティ企業シルバーレイクによる買収観測や、好調な決算が材料視されています。
人事・財務管理クラウドソフトウェア大手のワークデイ(WDAY)の株価が、市場全体が軟調な中で上昇しました。プライベートエクイティ(PE)企業シルバーレイクによる買収の可能性が報じられたことが引き続き株価の支援材料となっているほか、良好なファンダメンタルズも評価されています。
M&A観測が株価を押し上げ
株価上昇の主な要因は、PE企業シルバーレイクがワークデイの買収に向けて協議中であるというロイターの報道です。報道によると、両社はここ数カ月で買収の可能性について話し合いを持ちましたが、合意に至る保証はないとされています。
この報道により、市場ではワークデイの株価に「買収プレミアム」が織り込まれている状態が続いています。PEファンドからの関心は、AIによる既存事業への影響が懸念されてソフトウェア企業の株価が割安に評価されている一方で、その安定した経常収益や顧客基盤といった事業の本質的価値が評価されていることを示唆しています。
独立性を維持する動きと好調な業績
一方でワークデイ経営陣は、企業価値を自ら高める姿勢を示しています。シルバーレイクとの協議が報じられた数週間後には、40億ドル規模の自社株買いプログラムを発表。さらに10月13日には年次アナリストデーの開催を予定しており、アナリストらはこれを経営陣による独立性維持の主張と解釈しています。
Ad同社の好調な業績も株価を支えています。第2四半期決算では、純利益が前年同期の2億2800万ドルから6億3200万ドルへと大幅に増加し、堅調な事業基盤を証明しました。
アナリストの見方と市場への影響
アナリストからも評価する声が上がっています。バークレイズはワークデイの目標株価を200ドルから224ドルに引き上げ、投資判断を「オーバーウエート」で維持しました。Freedom Brokerは投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げたものの、目標株価は180ドルから200ドルに引き上げています。
投資家にとって、現在のワークデイ株は買収観測、自社株買いによる株主還元、そして堅実なファンダメンタルズという複数の好材料に支えられています。ただし、シルバーレイクとの交渉が決裂した場合、買収プレミアムが剥落するリスクも依然として残っています。