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フォルクスワーゲン株が急落、第2四半期決算が予想下回り通期見通しも下方修正

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の株価が24日の取引で1.4%下落し、71.94ユーロを付けた。市場予想を大幅に下回る第2四半期決算と、通期の売上高見通しを従来の増収予想から一転して減収見通しへと引き下げたことが、投資家の売りを誘った。
予想を大幅に下回った第2四半期決算
同社が発表した2026年第2四半期(4~6月期)決算は、厳しい内容となった。主要な業績は以下の通り。
- 純利益: 15億4000万ユーロ(前年同期比で約3分の1減少)
- 営業利益: 34億7000万ユーロ(前年同期比で約10%減少)
営業利益は、アナリストのコンセンサス予想であった約39億5000万ユーロを大きく下回った。業績悪化の背景には、電気自動車(EV)「ID.4」の米国生産停止に関連する5億ユーロの費用計上や、利益率の低い車種の販売比率が高まったことによる製品ミックスの悪化があると会社側は説明している。
通期見通しの下方修正と構造改革への懸念
Ad投資家に衝撃を与えたのは、通期の業績見通しの急な転換だ。フォルクスワーゲンは2026年通期の売上高について、従来の「最大3%の増加」という見通しを撤回し、「最大3%の減少」へと完全に逆転させた。
業績への懸念に加え、同社の戦略的な方向性に対する不安も株価の重荷となっている。オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)主導で進められている大規模な構造改革の一環として、全世界で最大10万人の人員削減を検討していることが明らかになった。これは以前に公表されていた数字の2倍にあたる。また、最重要市場である中国での第2四半期の納車台数が3分の1以上急減し、現地のEVブランドとの競争の激しさを浮き彫りにした。
市場への影響
決算の未達、ガイダンスの下方修正、リストラ規模の拡大、そして中国市場での苦戦といった複数の悪材料が重なり、同社の優先株は最近の取引レンジの下限へと押しやられた。現在の株価は、52週安値の69.20ユーロに迫る水準で推移している。原油価格の上昇や欧州中央銀行(ECB)の金融政策を巡る不透明感から、ドイツの主要株価指数であるDAX指数も同日は軟調に推移しており、市場全体の地合いもフォルクスワーゲン株の売り圧力となった。