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米株価指数先物、ホルムズ海峡の緊張激化で下落 第2四半期決算発表を前に

米国の株価指数先物は月曜日の時間外取引で、中東情勢の緊迫化を受けて下落した。重要な輸送路であるホルムズ海峡を巡る緊張がリスクオフムードを誘い、市場はまもなく本格化する第2四半期決算シーズンを前に神経質な展開となっている。
東部時間午前5時45分(日本時間午後6時45分)時点で、S&P 500先物は0.25%安、ハイテク株中心のナスダック100先物は0.9%安となった。一方、ダウ平均先物は小幅な動きにとどまった。
ホルムズ海峡の緊張が市場心理を圧迫
週末にかけて米国とイランの攻撃の応酬が続いたことが、投資家心理を冷え込ませた。米中央軍(CENTCOM)はイランへの追加攻撃を発表し、イラン側も中東の米軍基地へ報復攻撃を行ったとの報道がある。
特に市場の懸念を呼んでいるのが、ホルムズ海峡の状況だ。Investing.comによると、イランは商業船舶の航行を封鎖したと発表したが、米中央軍は航路が開かれていると主張しており、情報が錯綜している。この事態を受け原油価格は月曜日に急伸し、エネルギー価格主導のインフレ再燃と、それに伴う米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め姿勢の長期化への懸念が浮上している。
第2四半期決算シーズンが焦点に
Ad今回の地政学的リスクの高まりは、企業業績のファンダメンタルズが試される重要な第2四半期決算シーズンの直前というタイミングで発生した。市場では、現在の高い株価評価を企業収益が正当化できるかどうかに注目が集まっている。
今週は火曜日にJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックスといった大手金融機関の決算発表で幕を開ける。これらの企業の業績見通しは、高金利下での個人消費の強さや信用状況を見極める上で重要な指標となる。週の後半には、ネットフリックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ユナイテッドヘルス・グループなどの主要企業の発表も控えている。
ハイテク株に売り圧力、半導体セクターが先行安
ナスダック先物が大幅に下落している背景には、ハイテク株、特に半導体セクターへの強い売り圧力がある。これはアジア市場での半導体関連株の急落を受けた動きだ。
象徴的だったのは、韓国のSKハイニックスの株価動向だ。同社は先週金曜日にナスダック市場へ華々しく上場し、米国預託証券(ADR)が13%近く急騰したが、週明けのソウル市場では一転して14%もの急落を演じた。これは、過熱感のあるAI関連銘柄への利益確定売りと市場の警戒感を反映している。今週は、半導体大手のASMLホールディングと台湾積体電路製造(TSMC)の決算も予定されており、セクター全体が試されることになる。