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米株価指数先物、金利懸念後退と好決算で上昇 イラン情勢が重し

Summary
米国の株価指数先物は、6月のインフレ指標の鈍化と大手銀行の好決算を受けて上昇した。しかし、米国によるイランへの攻撃が続くなど地政学リスクの高まりが上値を抑えている。
火曜日の時間外取引で、米国の主要株価指数先物は上昇した。6月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、利上げへの警戒感が和らいだことに加え、大手銀行の好調な決算が相次いだことが背景にある。
金利懸念の後退と銀行の好決算
火曜日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなったことで、連邦準備制度理事会(FRB)が7月に利上げを実施するとの懸念が後退した。ただし、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは依然としてFRBの目標である2%を上回っており、FRBのケビン・ウォルシュ議長もインフレ抑制への強い姿勢を改めて示しているため、市場の警戒感は根強く残っている。
市場心理を支えたもう一つの要因は、大手銀行が発表した好調な四半期決算だ。JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティ、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックスなどが市場予想を上回る業績を発表し、活発なトレーディング業務やディールメーキングが収益を押し上げたことが示された。
地政学リスクと個別銘柄の動向
一方で、先物の上値は限定的となっている。米軍が4日連続でイランを攻撃したと報じられ、トランプ大統領が合意に至るまで攻撃を続けると発言したことから、地政学リスクへの懸念が相場の重しとなっている。
Ad火曜日の通常取引では、S&P 500とナスダック総合指数は上昇して取引を終えたが、ダウ工業株30種平均はほぼ横ばいだった。これは、ダウ構成銘柄であるIBMの株価が、暫定四半期売上高が予想に届かなかったことを受けて25%も急落したことが響いた。
今後の注目決算
今後も決算発表が本格化する。水曜日にはモルガン・スタンレーや資産運用大手のブラックロックなどが決算を発表する予定だ。
特に、半導体製造装置大手のASMLホールディングの決算は、AI関連銘柄の動向を探る上で重要な手がかりとなるため注目される。週後半には、世界最大の半導体受託製造企業であるTSMCやネットフリックスなどの決算も控えている。